
以前のエントリーに書いたのですが、(【実体験】ハローワークでの転職相談はあまり役に立たなかった話)
第二新卒の方には可能な限りハローワークを使うことなく転職を進めて欲しいと思い今回の記事を書きます。
実は第二新卒って皆さんが思うより価値が高いです。
企業は長年働いてくれる若い人を欲しがるし、第二新卒はゼロから教育する必要性もないので、結構ありがたい存在なのです。
だから、間違ってもハローワークなんか使わないで欲しいと思います。
ハローワークを使うときは、失業給付金の手続き、セーフティーネットとしての利用のみをお勧めします。
ちょっと詳しく解説します。
タップできる目次
ハローワークは役に立たないし質が悪い
ハローワークを使わない方がいい理由はたくさんあります。
- 担当の質が悪い
- ブラック求人が多い
- 大手企業・人気企業の求人が無い
- 職業訓練はレベルが低すぎて実務では使えない
どれも私が実際に使って感じたことです。
詳しく説明しますね。
担当の質が悪い
これは実際に私が体験した出来事なんですが、
これが2020年ハローワークで起こったことです(笑)
全員がそうでは無いと思うのですが、ハローワークの相談員の多くは契約で働いている方でキャリアのプロではありません。
相談員がハローワークの正規職員の場合でも参考にならないことの方が多かったです。
何故なら国家公務員って、キャリアや転職ということに最も無縁の人だからです。
キャリアカウンセリングも通り一遍のことを聞くだけで、全員に同じ質問、同じ聞き方をしていました。
キャリアって人それぞれだから、マニュアルに沿った質問じゃだめだろ〜〜って思いながらカウンセリングを受けました。
転職エージェントよりも質は劣ります。
質が悪いので、第二新卒の方が使うと非常に勿体無いですよ。
ブラック求人が多い
全ての質が悪いとは言いませんが、有料求人媒体に載せることを躊躇する企業の求人が多いです。
もっと言うと、採用にお金をかけたくない資金の余裕のない企業の求人が多いです。
それが良い悪いって訳ではないですが、仕事を探す上でプラス要因には全くなりません。
むしろマイナスです。
案の定ハローワークの求人は、"月給14万円〜年間休日80日"みたいな求人ばっかりで、
そんな求人が非常に多かったです。
第二新卒の人は絶対に使わない方がいい、勿体無いです。
人気企業や大手企業の求人は無い
これも先ほどと少し似ているのですが、大企業や人気企業の求人は皆無です。
皆さんも経験ないでしょうか?
んで、この原因を考えてみました。
ハローワークなら無料で採用できるのに、人気企業や大企業はなんで求人を出さないのか?
理由はおそらく、
- 採用プロセスがアナログすぎてだるい
- 求職者の質が悪い
この2つだと思いました。
ハローワークに求人を出す→書類選考や面接をする→これってハローワークに足を運んだり電話したり、結構面倒です。
ハローワークで採用活動すること自体が生産性の低い面倒なことなんですよね。
だから人気企業や大企業はwebで完結する媒体で採用活動をするんです。
だって手間がかからないから。
もう1つの理由は、ハローワークだと求職者のスクリーニングができないからです。
大手企業や人気企業は応募が殺到して、書類に目を通すだけでも非常に大変です。
だから転職サイトや転職エージェントに、『35歳以上は自動で落としてください』とか『GMARCH以下は落としてください』とか、色々要望ができるんです。(採用代行と呼びます)
でも、ハローワークではこれができない、融通が効かないので使わないんですね。
ハローワーク経由で採用すると補助金が貰えたりするんですが、それ以上にハローワークを使った採用がめんどくさいんです。
だから企業は敬遠しがちだし、結果的にハローワークにはいい求人が集まりにくいんです。
職業訓練はレベルが低過ぎて全く役に立たない
ハローワークに行った時に、職業訓練をお勧めされました。
内容は、
販売実務科
【訓練内容】
模擬店舗で接客、商品包装、陳列、管理など販売に関する実習及び清掃、パソコン操作の基礎、ビジネスマナー等といった就労に向けての訓練を行います。
情報処理技術者養成科
【訓練内容】
高度IT人材となるために情報技術者として必要な基本的知識・技能を習得し、実践的な活用能力を身に付ける訓練です。
🔼これはITパスポート習得が講習に入っていました。
衝撃的でした。
おそらく真剣に受講すると言うより、失業給付金がメインの目的な人が多いのかなと思いました。
ITパスポートとか全く役に立たない授業なんて、お金を貰わなければ誰も受けないです。
セーフティーネットとして使うのはありとは思いますが、時間は勿体無い、独学でできるって感じの内容でした。
第二新卒がハローワークを使ってもいい場合
すごく迷いましたが、ハローワークの良いところを絞り出してみました。
- 地方や田舎など、働く場所が決まっていたら求人が豊富にある
- 応募した会社から必ず合否が届く
くらいですかね。
頑張って絞り出しました(笑)
地方や田舎など働く場所が決まっている場合
働く場所が限られた人にとってはメリットがあります。
例えば田舎の〇〇町しか就業ができない場合、有名な求人媒体を使って探すのもありですが、なかなか求人の取り扱いがなかったりします。
〇〇県内であればある程度は大丈夫だと思います。
しかし〇〇市〇〇町限定となった場合は結構厳しいです。
ハローワークこの時に初めて力を発揮します(爆)
おそらくハローワークの1番の強みはここです。
応募した会社から必ず合否判定が届く
よくよく考えてみたら当たり前だろって感じなのですが、webで応募したらなんの音沙汰もないってことありますよね。
これは企業側に責任があるのですが、webの応募は採用担当に見過ごされたり、放置されたりします。
しかし、ハローワーク経由の応募は採用・不採用にかかわらず、応募についての結果を報告しなければならないと決められています。
だから安心して使えます(笑)
第二新卒は価値があるからwebでの転職活動がお勧め
ハロワークを使わなくても、第二新卒の貴方を欲しがる企業は山ほどあります。
むしろ、ハローワークに掲載されている求人よりもweb媒体に掲載されている求人の方が安心です。
転職サイトでも良いですが、転職エージェントの方がお勧めです。
少なくともハローワークの相談員よりもスキルも業界の知識も豊富です。
第二新卒はこれを使えば大丈夫
第二新卒にお勧めの転職サービスは、2種類あります。
王道と特化型です。
王道のお勧めは、
王道の転職エージェントは、求人数が多い(やりたい仕事が見付かる)、対応の質が良いことがメリットです。
ただ第二新卒に特化している訳では無いので、一般の他の求職者と対等に選考は進みます。
特化型のメリットは、競合が少ないことです。
王道の転職エージェントであれば、色々な年代の人が競合になりますが、第二新卒特化型だと22歳〜25歳くらいまでの人しか応募ができません。
第二新卒で応募できる年齢であれば、特化型の方が受かりやすいですよ。
今回は第二新卒がハローワークを使うべきではない理由と、何を使えば良いかを解説しました。
是非、無駄のない転職をしてくださいね。
それではこの辺で、See you next time!!