
今回は志望動機に『成長したい』と記入する転職者とか学生が多いことについて語ります。
新卒でも転職でもそうなんですが、志望理由って難しいですよね?
難しかったら人ってどうするかと言うと、
ググる(調べる)▶️誰かに頼む(転職のプロとか先生とか)
ですよね?
そうすると、どうしても無難でお利口な志望理由になるんですよね。
もっと言うと、似た内容でオリジナリティーの無い志望理由になります。
ほとんどの人はこうです。
そして鉄板の『成長したいです』って言う文言が入っています。
こうなってしまうと他の人との差別化なんて全然できないし、採用担当に刺さる志望動機にはなりませんよね。
お手本のような志望動機なんて全く書く必要性はなくって、あなたのオリジナルの志望動機の方が採用担当には刺さりやすいです。
お手本のような志望動機は正直見飽きてます。
採用担当になった人なら分かりますが、
って簡単に見抜けるようになるんですよね。
今回は、
- 成長したいっていう志望動機はなぜNGなの?
- NGな志望理由ってどんなの?
- 採用担当に刺さる志望理由とは?
この辺りについて書き留めておきます。
タップできる目次
成長したいという志望動機がNGな理由
『成長したい』という志望動機は一見良さそうにも思えますが、たくさんの落とし穴があるので、使うときは注意しましょう。
具体的には、
- 企業は成長をする場所ではないから
- "成長したい"はどこにでも通用する抽象的な言葉だから
だいたい想像がつくとは思いますが、詳しく解説しますね。
企業は成長する場所ではない
企業は成長する場所でなく、自分が生み出せる価値を提供してお金を対価として貰う場所です。
新卒の学生に多かったのですが、
『成長したいと思い志望しました』と言われるとほとんどの採用担当は×にしていました。(うちの会社では)
転職者においてはもっとNGで、
って採用担当はみんな思ってしまいます。
自分の成長のために会社がある訳ではなく、『価値を提供し対価を稼ぎ、その結果として成長できた』
これが本来の成長の姿ですよね。
成長したいが先行してしまうと、どうしても印象が悪いので、気をつけて使いましょうね。
会社は成長する場所でなく、価値を提供する場所です。
成長は抽象度の高い言葉でどこでも通用するから
例えば『御社で成長したいと思い志望しました』って理由は、別に悪くはないんですが、面接官の立場になって考えてみましょう。
って普通だったら思いますよね。
志望動機にはあなただけのオリジナリティが欲しいのが本音です。
お手本のような言葉の羅列、お利口さんのような理由って見飽きてなんの印象も残らないんですよね。
印象に残っている志望動機としては、
そして、私は□□のスキルを勉強していて御社で即戦力として活躍できます。
みたいな具体的な提案とそれに伴う自身の努力を推してきたりすると会って話を聴きたくなります。
抽象度の高い『成長』という言葉よりも、会社に合った具体性➕自身が提供できる価値
を伝えるようにしてみましょう。
NGな志望動機の例
基本的に正解が存在する訳ではないのですが、これはNGだなと思った志望動機を紹介します。
- 具体性のない志望理由
- テンプレ・自動作成ツール
理由は採用担当にバレるからです。
採用担当って、月に数百人の履歴書・職務経歴書に目を通します。
人気企業・大手企業なら採用代行と言って、転職エージェントが一次選考を代行してふるいにかけます。
相手はプロなので真剣に勝負する必要があるんですよね。
この辺を深掘りしますね。
具体性のない志望動機
皆さんはインスタとかTwitterとかでフォローしている人いますよね?
SNSで友達や家族ではない人をフォローする時って必ず理由がありますよね?
例えば、
- Aさんは美味しいお店をいっぱいあげてて行きたくなるからフォロー
- Bさんは理想の肉体美を持っていてモチベーションが上がるからフォロー
こんな感じで、何かしらの理由(価値)がそこに存在すると思うんですよね。
さぁ、その考えを持ったまま履歴書の志望動機の話に移りましょう。
『御社なら成長できると思いました』
『教育制度が充実しているところに魅力を感じ志望しました』
『企業理念と将来性に感銘して志望しました』
どうでしょう。フォローしたくなりますか?採用したいと思いますか?(笑)
フォローする時と同じように、『具体的な価値』がなければ魅力って感じないですよね。
企業にあなたを採用することによる価値を伝えなければ、なかなか受からないんですよね。
有名企業とか、倍率の高い企業は特に。
あなただけの具体的な志望動機をしっかり考えてみましょう。
テンプレ・自動作成ツール
ここは本当に論外です。
半分くらいの応募者はググって出てくるテンプレを使っていたので、ほとんど内容が同じでした。
自動作成ツールもどこにでも通用する抽象的な内容なので、あっさり見破られます。
あと、転職エージェントに全部任せるのも危険です。
ある転職エージェントから紹介があった時に、
ってことがありました。
- テンプレ・自動作成ツールは使わない
- 転職エージェントにも全てを任せない
ここはしっかり覚えておいて欲しいです。
転職エージェントに丸投げ
最近では転職エージェントが、書類関係を全て作るサービスも増えてきています。
これも、採用側から見れば全部分かってしまいます。
少し変えただけじゃん。
可能な限り自分の言葉で書いてみましょう。
エージェントは最終チェックで使うくらいがちょうどいいですよ。
好印象な志望動機の例と作り方
私が思う答えは1つで、応募する会社で働いているイメージを膨らませて書くことです。
頭の中で、
- 朝出社する
- デスクに着き9時から仕事をスタート
1日の流れをその会社に入ったつもりで超具体的にイメージするんです。
その中で、自分が提供できる価値はなんだろうか?この会社の改善できる点はなんだろうか?
と考えを巡らせて、それを志望動機として落とし込みます。
その為に企業の研究やOB訪問をするんですよね。
編集者の箕輪さんが『死ぬこと以外かすり傷』で語っていた、憑依する力って言うんでしょうか?
真剣に真剣に(変態的に)そのことだけを考え続けるんですよね。
時間はかかりません、真剣にそこにいる想像をするんです(笑)
そうやって完成した志望動機は、あなたの頭の中で作られたものなので唯一無二の志望動機になります。
そしてそれって読み手にも伝わるんですよね。
下手でも熱のある文章は分かります。そういう応募者には会って話を聴きたくなりますよね。
好印象な志望動機:テクニック編
ここからは些細なテクニックになるのですが、志望動機を作成する時に気をつけたいポイントです。
- 手書きなら丁寧にキレイに心がける
- 誤字脱字などは厳禁
- 郵送などのルールはしっかり守る
当たり前ですが、これらのルールはしっかり守りましょう。
もし採用試験の点数と面接の点数が同じだった場合、これらの事で減点されて落とされては勿体ないです。
もう一つ、採用担当者って皆さんが提出した履歴書・職務経歴書でしか良し悪しが判断できないんですよね。
それが雑だったり誤字脱字があったりすると、『この人はこういう人なんだな』って判断されるんです。
実際は違っても、他に判断する材料がないから仕方ないのです。
だから、応募先の企業に提出する資料は細心の注意を払ってくださいね。
転職エージェントに手伝ってもらう
転職エージェントに添削をしてもらうようにしましょう。
全てを丸投げにして作ってもらうのはNGで、自分である程度で作成して、文章の言い回しや誤字脱字のチェックをしてもらう位にしましょうね。
今のエージェントは過剰サービスで、全て作ってくれたりしますが非常に良くないです。
しっかりと自分の文章で熱意が伝わるように作ってみてください。
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今回はこの辺りにします。
志望動機は魂込めて書いてくださいね。
それでは、See you next time!!