リモートワークが普及して分かった事【将来のキャリアを真剣に考えよう】
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ちょうさ
こんにちはちょうさです。転職エージェントとして3000人程の転職のお手伝いをして、その後フルリモートワークの会社でマネジメントをしていました。
私がリモートワークを開始したのは2017年頃です。
コロナが流行するずっと前です。
その会社は従業員が500人くらい、日本全国+世界のあちこちで働いていてほぼ全員がリモートワークをしていました。
本社は貸し会議室で、事務員さんが2名〜3名いるだけ、社長も役員も社員も誰も出社しない、そんな会社でした。
当然、押印、FAX、紙の契約書なんて物理的なモノは無く、基本的に全てオンラインで完結させる会社でした。
入社当初は懐疑的だった私も、『なんだ、全部リモートでできるじゃん。出社の意味ないわ。』と感じたのを覚えています。
この記事を書いている2021年4月現在、コロナの第4波がきていて大阪を中心に感染者が急増しています。
感染が収まった頃にリモートワークを中断していた会社もリモートワークを再導入したり、飲食店も再び時短営業を余儀なくされています。
コロナが流行して2年以上経過しました。
以前にリモートワークの記事はいくつか書きましたが、ここらでコロナとリモートワークと将来のキャリアについて真剣に書き留めておこうと思います。
コロナの影響で良くも悪くも世界は変わりました。
その中でコロナが暴いた企業の力と魅力をまとめておこうと思います。
まず、コロナ禍における企業を5つのグループに分けてみるです。

 

企業のグルーピング
  1. リモートワークを実施し、変化に適応しリモートを継続している企業
  2. リモートワークを実施したが、感染拡大が収まり通常勤務に戻した企業
  3. リモートワークが不可能な職種の企業(エッセンシャルワーカーの人々)
  4. リモートワークを検討したができなかった企業
  5. リモートワークの検討すらしなかった企業

 

 

大体の企業がこのどれかに当てはまるはず。

 

 

①は今をときめくIT系の会社がずらり(Twitter、Google、GMO、Yahoo、ドワンゴなどなど)

②そこそこの日本企業って感じ

③エッセンシャルワーカーと呼ばれる方々(警察・消防・医療従事者・小売業・公共インフラ系などなど)

④と⑤は記載の価値無し

 

 

 

5つに分類してみたのですが、これってそのまま今の人気企業ランキング将来有望な企業ランキングに当てはまるんじゃないかと感じました。

 

 

 

①のように変化することができて社会情勢に柔軟な会社が人気になり、これから支持されていくでしょう。

労働力不足が叫ばれる昨今ですが、①に優秀な人が殺到しそれ以外の仕事に就いたら地獄みたいな世の中も近いのではないでしょうか?

 

 

 

②は悪くはないのですが、働いている人から全く支持されない会社でしょう。

せっかくリモートワークできたのに、なんでわざわざ出勤に戻すの?と不満が溢れていそうです。

悪くないけど、変化には対応できない、変化が嫌い、正に古い古い日本の企業です。

緊急事態宣言が解除されてよかった、社員がサボるかもしれないし、監視しておかないとダメだよねやっぱり!マスクと消毒さえしておけば大丈夫っしょ!やっと元通り!

 

こんな感じでしょうか。

 

 

 

③エッセンシャルワーカーですが、『リモートワークは無理で仕方ない』と思う人が多いと思います。

医療のオンライン化はもう少し時間がかかりそうだし、スーパーのレジの無人化もあと少しって感じですよね。

じゃ、何が問題なのかと言うと、職業の不人気化です。

 

 

エッセンシャルワーカーの人は共通してお客を選べません。(モンスター客、モンスターペアレントなどなど、変な客も相手にしなければいけない仕事です)

そんな仕事は徐々に不人気化していきます。公務員も然り。。

参考:ちきりんの日記 客を選べない仕事の不人気化

 

 

 

④と⑤については、こういった会社に勤めている人は今すぐ辞めていいと思います。

正直働く価値もないし、そう遠くない将来無くなっちゃう危険があります。

 

何故リモートができないのかを考えた時、案外しょーもない理由が多いんですよね。

『ハンコ、書類、対面営業、契約』これらって、全てテクノロジーが解決済みの問題です。

 

 

さらに、お客様とは対面が原則とかって言う人もいますが、『今が1番そのお客様にも非対面の理解が得られるチャンス、この機を逃せば未来永劫そのままだよ』って思います。世界がこれだけ変わっても、昔のやり方に固執するのは得策ではありません。

 

 

どうやったら社員とお客のリスクを減らせるかの観点が無さすぎて、労働市場からも選ばれなくなっていくでしょう。

 

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古い考えや過去のやり方に固執する日本企業の愚かさ

 

先日読んだ本の中に面白い言葉があり、『日本で働く多くの人は官僚化した』という言葉でした。

 

 

ちょうさ
官僚化ってそもそも官僚がダメなことが前提じゃんww

 

 

決まったオペレーションを忠実にこなし、自分の意見や考えなんか反映できない官僚の仕事はそう言われても仕方がないです。

 

 

今の日本には官僚思考のような、④、⑤のような企業が非常に多いです。

 

 

決まったこと、言われたことだけをこなし、『どうやったらリモートワークができるようになるのか?どうやったらコロナの中仕事が継続できるのか?最善の方法はないのか?』などのHow can I do itの精神が全くないと。

 

 

だから、コロナでこれだけ世界が変わり常識が変わっても、働き方を変えられず、過去のやり方に依存するのです。

 

 

日本の企業は本当に変革が嫌いで、変わらないことを好みます。

その結果が今の日本の経済成長を表しているのでしょう。

 

 

この状態をソフトバンクの孫さんは次のように話しています。

 

日本の一般的な企業は計画ばかりを考えている。

大それた計画を立てるとその時点で否定され、アチーバブルな(達成可能な)しょうもない計画を立てている。そしてそれを確実に遂行する。

そんなことを繰り返してたら成長はない。

達成できるか分からんけど、世の中を変えるんだ!というような強い理念のもと、仕事をしなければ日本に未来はない。

経団連のジジイ達が不必要に群がり、銭金目当てで物事を語っても意味がない。

そんなことではイノベーションはおこせない。

 

 

経団連のジジイ発言には、会場の人も爆笑していました。

この人くらいです、こんなことを公共の場で言える人は(笑)

 

 

でもこの発言は核心を突いています。

いつまでも昔のやり方に固執した仕事はイノベーションを生まないどころか、衰退していきます。

 

コロナ禍のリモートワークの出来る出来ないは、変化に対応できない日本企業の象徴となりました。

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リモートワークが普及して分かったこと

 

少しひどい表現を使うかもしれませんが、コロナ禍でリモートワークが普及し分かったことは、

 

  1. コロナで世界が変わったのに、リモートワークすらも導入できない残念な会社が日本にはたくさんあること
  2. リモートワークが導入できないと言い訳ばかりしている思考停止の人や会社の多さ
  3. ITリテラシーの低い経営者が日本には山ほどいること
  4. 社員の健康やその家族の健康を考えないブラックな会社の多さ

 

 

こんな感じではないでしょうか。

 

もし貴方の働いている会社がどれかに該当したら、冷静に考えて本当にその会社にいるべきか考えてみましょう。

 

将来のキャリアは今の現状をみて自分で判断して決めましょう。

 

それでは今回はこの辺で、See you next time!!

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