
- 35歳までの生き方はその後一生続く
- 35歳を過ぎて全く新しい別の人生は送れない
転職の限界年齢なんて存在しない
僕は2015年から2018年の間にHR領域で転職エージェントとして働いていて、およそ3000人の転職のサポートをしてきました。
その中で気付いたことは、『転職限界年齢は無い』ってことです。
転職限界年齢が無いを分解すると2つのグループに分けることができて、
- 市場からの評価が高く引く手数多の人
- 代替可能な誰でもできる面倒な仕事をずっとやる人(不人気な仕事)
こんな感じに分類できます。
相反する2つですが、現状の日本はそういう感じになりつつあります。
格差が広がっているって原因もここにあって、どちら側の仕事に就くか(就けるか?)で収入は大きく変わります。
パターン①:市場からの評価が高い人
市場から評価される仕事ってなに?って聞かれたときに今はエンジニアって答える人多いんじゃないかな…と思います。
まぁ間違いではなくて、プログラミングできる人の数よりもプログラミングできる人を採用したいって企業が多いので、市場価値が高く給料も高い状態です。
一般的に需要と供給のバランスが崩れた時に価格の変動は起きます。
仕事もこれと同じ原理です。
エンジニアの仕事は供給が少なく需要が多い状態なので、35歳を過ぎても技術さえあれば転職は可能です。
市場の需給バランスでお給料は変わっていきます。
市場から必要とされる&市場から評価される仕事には『転職限界年齢』は無いと言えます。
パターン②:誰でもできる仕事(選ばれない不人気な仕事)
一方で先ほどとは真逆で、誰でもできる仕事(不人気な仕事)にも『転職限界年齢』はありません。
例えばシルバー人材とかが請け負っている仕事とかが分かりやすいです。
清掃業務、地域の見守りなどは、誰でも・いつでも就業可能な仕事です。(シルバー人材をディスってる訳ではありません)
もう一つ例を出すと、製造業の単調な労働も誰でもできる(リソースさえ提供すればOK)ので、いつでも何歳になっても転職できると思います。
『転職限界年齢』は無いと言えますが、満足のいく賃金を得られるかは別問題です。
こういった誰でもできる仕事はいつでも転職できますが、替わりが効く仕事なので誰でもいいのです。
誰でもいいからいつでも転職はできますが、賃金は低いです。
35歳までの生き方はその後一生続く
35歳までの生き方は35歳以降の人生を決めることが多いです。
ex.1) 若い頃は売れないバンドマンを続けていて、仲間と一緒に車一台で全国のライブハウスを駆け回りバンド活動に明け暮れる。しかし30歳頃を転機に就職する人が出てきたり、バンド活動に区切りをつける人も出てきます。35歳が最後通告みたいな感じでデッドラインになることが多いです。
ex.2) 会社勤めのAさん。35歳あたりで、自分の会社における立ち位置が明確になり、出世コースなのか、そうじゃないかが分かり始めます。経営層まで出世できる人はこの年齢あたりで頭角を表します。そこから外れたら将来どうしようと不安を抱くのがこの年齢です。
ex.3) 起業家も同様で、上場した社長の平均年齢は40代ですが、IPOを狙うのはもっと若い頃からです。特にIT分野においては20代のIPOも珍しくはありません。企業家としての成功するかどうかも35歳当たりに分岐があります。
ex.4) 『俺は将来ビッグになるぜ〜』と言っている若い人も現実が見え始めるのがこの時期。35歳で何も成し遂げずに虚勢だけ張っていても誰からも相手にされず、白い目で見始められます。(もちろんこの限りでありませんが)
いくつか例を出しましたが、35歳って本当に色々なボーダーラインだと感じています。
もちろん35歳以降から成功する人もいますが、35歳までの生き方を変えるのはかなり大変でエネルギーのいることです。
何かを始めるのに遅いことはないですが、早く始めている人の方が有利に決まっています。
もしこれを読んでいるあなたが、何かを始めたいのであればいますぐ始めることをお勧めします。
最後に勇気ややる気をくれる本を1冊紹介します。
龍馬伝でも人気だった、竜馬がゆくです。
モチベーションを上げたい時には是非どうぞ。
>>あらすじはこちら
それでは、See you next time!!