ちょうさ
どうもfa-twitterちょうさです。転職エージェントとして3000人位の転職のお手伝いをしてきました。今はwebマーケティングの会社で広告運用をしています!
今回は資格について書き留めておきます。
多くのビジネスパーソンは、『将来が不安だから何か資格を取ろうかな』『何だかんだ取っておいて損はないな』って考えたりすると思います。
かつての私もそう考えていました。
でも最近思うのが、資格って意味がないとまでは言わないけど、あんまり食えないし将来使えるシーンが減るんじゃないかと。
もっと言うと、昔ほど資格に価値がなく、それだけで食っていける資格が減ったな〜って思うんです。
例えば公認会計士、社会保険労務士、税理士とかって、希少性が高くそれだけで食えていた資格の代表的なものです。
マジで目ん玉飛び出るくらい便利ですよ(笑)
年末調整とかをしたら感動します。
他にも行政書士とかも脱ハンコや行政手続きの簡素化・オンライン化の影響で先細りするのは確実ですよね。
あと最難関と言われる弁護士も大変で、食うのに必死です。
過払い金返還請求と言われる金脈探しに必死で、判例で決まっている手続きを行うマシーンと化しています。
苦労をして取得した弁護士資格を、過払い金請求回収の決まりきった事務手続きに使うなんて皮肉なものです。
これらの士業と言われる資格の価値って軒並み下落したなと感じざるを得ません。
この辺りのことを書き留めておきます。
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資格だけでは食えなくなった理由
資格の価値が下がった理由っていくつかあるんですが、
- 機械やAIに代替される資格が増えた
- 意味のない資格が増えた
- もっと効率的なお金と時間の使い方ができる
こんな感じかなと。
機械やAIに代替される資格が増えた
技術が進み自動化される仕事が増えていますが、コンピューターが得意なのが単調な業務です。
会計とか経理とか、あと年末調整などの面倒だけど単調な計算とかって、まさに自動化の得意分野です。
しかも市場からの期待感が高く、SmartHRはユニコーン企業に成長しました。(創業10年以内の未上場企業で時価総額1000億円以上の企業)
社長のツイート↓
SmartHR、シリーズDのオンライン記者発表会をやりました。そのスライドを少しだけ公開します!
・約156億円を調達
・ARR 45億円(YonY +106%)
・Churn Rate 0.4%未満
・エンプラ比率が上昇
・幅広い業種で導入ARRは初公開、Churn Rateは会見内で口頭で開示した数値です。https://t.co/7pgp1w7kHP pic.twitter.com/AKE0O5uAqe
— Shoji Miyata (@miyata_shoji) June 8, 2021
日本企業の成長は嬉しいですよね。
でもこの売り上げの伸びってどこからきてると思います?
これって別に売り上げが湧いて出た訳ではなく、他の人が手作業でやっていた仕事を奪って作っている売り上げだと思うんです。
人にやってもらうより正確で早い、しかも費用対も良いってなれば使いますよね。
それは公認会計士、社会保険労務士、税理士、行政書士、これらの業務にまつわる人達の資格の価値の低下を招き、将来的に仕事が無くなっていくことを意味します。
趣味レベルの資格が増えた
趣味レベルの資格が増えたのも資格が意味無いって言われるようになった一因かなぁと感じています。
お掃除スペシャリストとか、野菜ソムリエとか、あとIT系のMOSとかも、これだけじゃ食えないみたいな資格が増えました。
『知は力なり』を信じているので取得するのは全然良いんですけど、資格をたくさん取ったから安心って世の中ではなくなりました。
なぜこんな趣味レベルの資格が増えたかと言うと、理由はめっちゃ簡単で、資格の主催者側がめちゃくちゃ儲かるからです。
ちょうさ
実は昔この業界と仕事をしたことがあって....
内容としてはCRM(顧客管理ツール)を売ったりする仕事だったんですが、皆さんが支払っている入会金とか年会費とか更新料とか色々あるでしょ?
あれを一括で管理しちゃおうって営業だったのですが、この業界入会金とか年会費でべらぼうに儲けています。
資格取得から5年間でかかる費用
1.公認会計士
660,000円
<内訳>
・登録免許税 60,000円
・入会金 40,000円
・施設負担金 50,000円
・会費 60,000円/年
・地域会会費 42,000円/年
2.弁護士
2,982,000円
<内訳>
・日弁連登録料 30,000円
・弁護士会入会金 30,000円
・日弁連会費 242,400円/年
・弁護士会会費 342,000円/年
3.税理士 735,000円
4.司法書士 1,043,000円
5.中小企業診断士 30,000円〜460,000円
これマジですからね。。。
何て名前のビジネスでしょう?(資格の権利あげるから金払えビジネス?笑)
しかも、年に1回か2回くらい会報みたいなの送ってくるだけの実態で、この金額はヤクザです....
これが成立してるんだから、マジで驚きです。
話を戻すと、こんなお金持っている人達に顧客管理ツールを売り込んでいたんですよね。
めっちゃ売れるし、未だに人手を使って紙で管理してたりする所めっちゃあるんです。
こんな資格の権利あげるから金払えビジネスは美味しいですからね、資格が増えるはずです。
もっと有意義なお金と時間の使い方ができる
こんなにお金がかかる資格ですから、資格を敬遠する人がいるのも事実です。(しかも受験料とかも結構高いし)
じゃあ資格の代わりって何をする人が増えたかと言うと、オンラインサロンだったり、メンバーシップだったり、あとはNewsPicksみたいなメディアだったり、資格を取らなくても学べるフィールドにお金を使い出した人が増えましたよね。
最新の情報がに学べるし、すぐに実践できるし、スマホ1つで学べるから手軽ですよね。
しかも月額数千円だし、金額的にも学びやすい。
訳の分からない会報を送られてくるだけなのに、年間数万円を払うよりよっぽど実務的です(笑)
これも資格の価値の低下の一因だと感じています。
何度も言いますが、資格って意味がない訳ではないと思います。
でも、資格だけで食っていくのが難しい世の中になりましたと。
じゃあ、どうやって取得した資格を活かすかを考えなきゃいけないですよね。
例えばね、簿記を取得したとしましょう。
経理や会計に強くなったけど、それだけじゃ食えない。
そしたら、簿記取得して財務諸表読めるようになったら、ファンダメンタル投資もありじゃないって思うんです。
ファイナンシャルプランナーを取得したとしましょう。
ほけんの窓口とかで、奴らに有利な保険を勧められるより自分で計算して保険選ぶとか、住宅ローンでいくら金利を払えばいいか計算して、無理なローンは組まないように自己防衛するとか、使い道は色々ありますよね。
要はそれだけじゃ食えなくても、何かと掛け合わせたりすることで、資格を活用してあげる道を作ることが大事だなと思います。
でも、ユーキャンのお勧め講座をチラ見したけど、ヤバいのばっかりだった(笑)
何が将来有望かは、やっぱ資格じゃなくて自分で稼ぐ力だよね。
それじゃ、See you next time!!