理由としては、
- 時間的な拘束が少ないこと
- 報酬が比較的多いこと
- 仕事が途切れにくく継続的に稼げること
などが挙げられ、この領域のスキルを身に付けようとしている人が増えています。
個人的にも広告運用と副業は親和性が高いと思っており、報酬がそれなりにあり時間的拘束が少なくかなりお勧めです。
スキルを身に付けるのは大変ですが、一度身に付けたら人生が好転すると思います。
今回は初心者でも広告運用の副業ができるようになるまでのロードマップを記載します。
タップできる目次
Web広告運用がどんなものかを理解する
引用:【webでの売上を伸ばしたい方必見】広告だけに頼らないweb戦略全体設計の考え方
Webの広告運用とはWebやアプリで集客したお客様に広告を配信し、認知を拡大したり購買を促したりすることです。
インターネット広告に分類され、上記図のように毎年広告費は増え続け2018年にテレビ広告費を上回り、全ての媒体の中で1番お金が落ちるメディアに成長しました。
これからも増えて行くことが予測されており、これからはデジタル上の広告が主流になると言われています。
Web広告の代表的なプラットフォーム
インターネット広告配信の代表的なプラットフォームを紹介します。
Web広告運用は下記のようなプラットホームに広告を配信し、運用するお仕事です。
Googleリスティング広告
最も代表的なWeb広告がGoogleリスティング広告です。
Googleで検索した時に出てくる上記の写真のような場所に広告を配信する方法です。
ざっくり説明すると、キーワードを買い付けておき(この場合は"広告運用"で買い付け)
ググられた時に1クリック何円支払いますか?というオークションに勝ち抜いた人だけが表示できる仕組みです。
リスティング広告は広告枠が4つしかないので、その4枠をオークション形式で競います。
CPC(Cost Per Click)=クリック単価と呼ばれるのですが、1クリックあたりの単価で競い合い、基本的にCPCの価格を高く設定した人が上位に表示されます。
クリック単価は抑えたい、だけど他社に負けないように表示させたい、みたいな良い塩梅を見つけて運用していく形ですね。
※基本的にWeb広告運用はどの媒体でもこのオークション形式を採用しています。
Facebook、Instagram
↑私のインスタに届いた広告です。髭....w
基本的にFacebookとInstagramの広告は同じと思って大丈夫です。
Meta(旧Facebook)が運営しているSNSで、MAU(Monthly Active Users)=月間ユーザーが世界で30億人いるプラットフォームです。
Facebookはビジネスパーソンをターゲットに、Instagramは若い女性をターゲットにすることが多いです。
Yahoo!広告
ログインユーザー数8000万人を誇るYahoo!広告は、上記のような広告に加えて、メール広告が効果的と言われています。
メールを打てる広告は貴重で、CVR(Conversion Rate)=成約率が良いと言われています。
また、さんざん荒れて問題になるヤフコメも広告で儲かるから運営を続けていますよね。
一定のPV数があれば広告はクリックされるので、ヤフコメはドル箱状態なのです。
LINE広告
LINE広告は、ニュースの間に差し込むインフィード広告や、友達登録してもらい直接会話ができるダイレクト広告ができます。
MAU(Monthly Active Users)=月間ユーザーは8600万人で、日本では最大規模のプラットフォームです。
スタンプなどを介しての長期的なプロモーションができ、認知拡大に強いメディアです。
その他媒体
その他の媒体で言うとSNS型のTwitter、キュレーションサイト系のSmartNews、Gunosyなどが有名です。
あと、あまり知られていないところだと、
- docomo×電通→ドコモアドネットワーク
- KDDI×電通→Supershipホールディングス株式会社
上記のような、携帯キャリアと電通が組み独自のプラットフォームを作っている場合もあります。
特にドコモのd系のメディアは高齢者と相性が良く、サプリや健康食品が飛ぶように売れています。
要は人が集まるところには広告事業が生まれるってことですね。
誰にリーチするかでプラットフォームを使い分ける
様々な広告プラットフォームを紹介しましたが、誰にリーチする(広告を届ける)かで使い分けるのが重要です。
Instagramに高齢者向けの保険のCMを流しても効果は薄そうですよね。
そういう場合はテレビを使えばいいし、ビジネス的な広告だったらFacebookが親和性が高そうですよね。
難しく考える必要はなくて、媒体によって特徴があるのでそれを理解して広告の配信先を選べば良いのです。
Web広告運用の仕組みやキャッシュポイントを理解する
ここで広告運用の大体の流れを抑えておきましょう。
そもそもWeb広告運用とは、マーケティング手法の1つです。
特徴としては、
- 配信する人や予算を細かくセグメントできる
- 効果測定ができる
- 配信の最適化ができる
こんな感じです。
まず、Web広告運用の仕組みとキャッシュポイントの理解を進め知識を蓄えていきましょう。
広告運用でキャッシュが生まれるポイント
基本的に広告を出したい会社が、自社に運用のノウハウがなく専門家に任せたいと思う場合に広告代理店に運用を任せます。
広告代理店の有名なところは電通とかサイバーエージェントみたいな会社のことです。
そういった会社がWeb広告の運用を請け負い、各プラットフォームに広告を出稿します。
お金が発生するポイントをざっくりまとめると、
広告がクリックされた時(CPC課金)
- 広告がクリックされたとき(CPC課金)
- 広告が規定回数の表示をされた時(CPM課金)
- その他純広告など
おおよそこの3パターンで、広告主の指示に従い配信を行います。
広告を配信したときに発生するお金はこんな感じです。
もう一つお金は発生するポイントがあり、それは広告代理店が広告主から貰うお金です。
これは基本的に、広告を運用した金額の10%〜20%を貰うのが一般的です。
例えば、1000万円の広告を運用したら、運用会社は100万円〜200万円貰う感じですね。
かなり儲かるので副業にお勧めなのです。
副業の人は運用代行で稼ぐ
基本的にWebの広告運用の副業は、広告の運用代行を行い稼ぎます。
企業に代わって広告の出稿〜広告の運用〜結果の報告を行うことでお金を貰うビジネスモデルです。
バナーとか画像のような広告部分(クリエイティブと呼びます)の作成もお願いされることもあります。
分業制を用いて、広告を創ってくれるクライアントもいますが、基本的には全て丸投げが多いですね。
一気通貫で運用の伴走をすることが多いです。
- 報酬は運用費の10%〜20%
副業で気になるポイントが報酬ですよね。
基本的にWeb広告運用の報酬は、運用額の10%∼20%になります。
簡単に説明すると、100万円の広告運用を行ったら10万円∼20万円ってな感じです。
安いと感じる人が多いかもしれませんが、Web広告運用って100万円じゃ優位性を調べたり効果測定をするのが難しかったりするので、基本的に300万円くらいからスタートすることが多いです。
私が働いていた会社でも300万円以下の案件は受けないようにしていました。
つまり、300万円の10%∼20%=30万円∼60万円が報酬となります。
非常に美味しいです(笑)
Web広告運用のスキルを身に付けよう
おおよその仕組みやビジネスモデルが理解できたら、次はスキルを身に付ける感じです。
方法は色々ありますが、少しの努力が必要になります。
独学
まずはお金をかけずに独学で勉強することをお勧めします。
マーケティング分野でカッコいいとか、キラキラしてるって思って入社してくる新人をたくさん見たきましたが、そういう感じの人は100%辞めていってたので...(笑)
まずは、お金をかけずに独学で勉強してみましょう。
YouTubeやブログで分かりやすい人がいるので探してみるのもアリですね。
僕はリスティング広告知っ得ブログをよく読んでいます。
あと、1冊だけ本を紹介すると、いちばんやさしいリスティング広告の教本はかなり分かりやすいです。
広告運用はキラキラしているように思われがちですが、基本的にExcelとかスプレッドシートを使って数値を分析する仕事です。
かなり地味ということは覚えておいた方が良いです。
スクール
独学である程度理解して、これならできると思った方はスクールに行ってみましょう。
スクールも安くはないので、必ず無料の説明会を受けてから決めることをお勧めします。
TechAcademyのWebマーケティングコースでは、無料の説明会の動画を見ることができます。
リアルな仕事内容にまで言及してくれるので、これを見て現実とのギャップがないか埋めることは大切ですね。
また、スクールに通う目的はもう1つあって、案件獲得しやすいことです。
次章で詳しく解説しますが、人脈形成や案件スクールで案件を回してくれたりするので、実績を積む意味合いでも役に立ちます。
Web広告運用で初心者が挫折するところ
Web広告運用で初心者が挫折しやすい箇所を説明します。
逆を言えば、これさえ乗り越えれば広告運用は楽勝です。
- 広告運用が難しい
そもそも広告運用は難しいです。
CPC(入札金額)が上がった理由、CVR(制約理由)が下がった理由など、データを用いて解明していきます。
100%の解明は不可能ですが...
大まかな相関関係を見つけ出し、仮設ベースで検証していく作業になります。
また、Excelなどの関数を操ることはマストで、毎日地味なシミュレーションの繰り返しなので、向いてない人は結構いますね。
キラキラ気分では挫折するので注意が必要です。
- 配信事故が怖い
ここはマジで注意点でして、Web広告運用には事故が付き物です。
例えば月に100万円の予算だった場合、日予算はおよそ¥33,000になりますよね。
これをしっかりと設定していればいいのですが、日予算を設定し忘れたら広告は自動で配信され続け、1日で100万円使い切ってしまうなんてことがあります。
他にも、思ったようにクリックされず予算消化ができないこともしばしばあります。
また、月予算の桁数を間違えたり、クリエイティブ(バナーなどの広告部分)を貼り忘れたり、タグ発火ができなかったり(効果測定ができないです)、広告運用は事故が付き物です。
お金に直結するので、胃がキリキリします(笑)
- 副業で案件が獲得できない
先程少しだけ触れましたが、初心者は広告運用の案件獲得が非常に難しいです。
当然っちゃ当然でして、初心者はミスをしがちがし、お金を無駄にすることもあるので...
せっか時間をかけて勉強したのに案件獲得ができなければ勿体ないですよね。
だから、本当の初心者の方はスクールがお勧めって訳です。
スクールでは案件を紹介してくれたりするのでね。
スクールが嫌な人は、広告代理店で働いちゃえばOKです(笑) 勉強しながらお金貰えるのでw
- レポート提出がだるい
運用経験者あるあるです。
月次のレポートがめっちゃめんどくさいです。
どこにいくら予算を使い、CTR(クリック率)、CV(制約)、CVR(成約率)などがどのように変化したかをクライアントに提出します。
数値が良い時は楽勝なのですが、調子が悪くなってくるとそれに対しての打開策を提案します。
なぜクリック率が減少したのか、なぜ制約が減ったのかなど、数値の根拠を用いて説明するのです。
これがめちゃくちゃ面倒なんで...
先ほども言いましたが100%の解明は不可能です。
困ったときはクリエイティブの摩耗って説明するマーケターさんが多いです(笑)
Web広告運用の副業を行う方法
実際に広告運用のスキルが身に付いたら次は実践編です。
具体的な案件獲得方法について解説します。
プラットフォームを使う
基本的にはプラットフォームを使って案件を獲得していくことがメインになります。
このような副業メインのプラットフォームに案件が落ちています。
登録自体は無料なので覗いてみると良いと思います。
案件の募集要項を見たり金額を把握するのが重要ですね。
業務委託案件を紹介してもらう
業務委託案件を紹介してもらう方法もあります。
結構ハードルは高くスキルが必要ですが、こういった方法もあります。
リファラルで案件を獲得する
自らの人脈をつかって案件を獲得する方法です。初心者の方は必須かな〜と思います。
なかなかネットじゃ案件獲得が難しいので自分の足で獲得するパターンです。
プラットフォームでいくら売り込んでも、経験者には勝てないので足で獲得しましょう。
少額でもいいので実績を積むために自分で営業を行い、案件獲得をやりましょう。
Web広告運用の上達の最短方法
今までWeb広告運用のマネジメントもしてきましたが、最短で成長するのは実際に案件をやることです。
習うより慣れる
何事もそうなのですが、習うより慣れるに勝るものはありません。
広告運用も100の勉強よりも、1の実戦の方が確実に成長します。
広告運用上達のためには手を動かすことが最も重要です。
もし、案件が獲得できずに手を動かせない場合は、自分でペライチでページを作って1万円ほどリスティングを打ってみればいいですよ。
かなり勉強になるので、まず実践をやることを最優先事項にしましょう。
広告代理店で働く
僕はこの手法を選びました(笑)
広告代理店では、色々なプラットフォームで広告を運用するので、かなりスキルが上がります。
GoogleやAppleだけでなく、TikTok、LINE、Yahoo!、Taboolaなど、様々な経験が積めるのがいいところです。
配信事故もある程度は会社が負ってくれてたので(笑)
初心者にはおすすめかなと思います。
あと、広告代理店ではマーケティングのノウハウも手に入るので、これからの厳しい時代には有利です。
是非広告業界で働いてみてください。
- 広告代理店で働くなら
以上が、ゼロから分かる広告運用についてでした
皆さんも是非チャレンジしてみてください。
それじゃ、See you next time!!