
"ながら読書"という言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、Amazonが提供するAudible(オーディブル)は耳で本を楽しむことができるサービスです。
有名な俳優や声優が本を朗読してくれて、耳で本を聴く事ができます。
通勤中や移動中など"何かをしながら情報収集ができる"とあって、2015年にリリースされて以降、若い世代を中心に人気となっています。
2022年には利用者が過去最高となり、耳で情報収集する時代が本格的に到来したとも言われています。
『本を読みたかったけどなかなか時間がない』『分厚くて読むのを敬遠していた本がある』こんな方に嬉しいサービスです。
今回はAmazonが提供するAudibleに関しての基本情報をご紹介します。
※文中の金額については全て税込み表記しております。
タップできる目次
Audibleの基本情報

「Audible(オーディブル)」はAmazonが提供するサービスで、本を有名ナレーターに朗読してもらい耳で楽しむ音声配信サービスです。
耳で楽しむ読書は総じてAudiobook(オーディオブック)と呼ばれ、日本ではAmazonが提供するAudible、株式会社オトバンクが提供するaudiobook.jp(オーディオブックドットジェーピー) の2つのサービスがシェアを占めています。
耳だけで読書が楽しめる為、移動中や作業中など時間を効率的に使うことができます。
Audible(オーディブル)の特徴としては、ベストセラー、ビジネス書、小説、洋書など、ジャンルの幅が広く取り扱いが多いことです。
また、ナレーターのキャスティングが抜群で、
- 藤木直人(ねじまき鳥クロニクル)
- 堤真一(火花)
- 三浦友和(火車)
- 上白石萌音(君の名は)
- 杏(犬に聞いてみろ)
- 水樹奈々(イタズラなKiss)
- 中井 和哉(きつね馬)
- 高橋 李依(この素晴らしい世界に祝福を!2)
- 入野自由(小説 言葉の庭)
信じられないくらい豪華なキャストの声で本が楽しめます。
入会者が年々増加している理由もよくわかります。
2022年、会員数は32%増加し(2021年12月~2022年10月まで)、2015年の日本でのサービス開始以来、最も多くの方にコンテンツをお楽しみいただけた1年でした。
PR TIMESより
Audibleの基本スペック
- 月額1500円で聴き放題(初月無料)
- 1冊づつ購入する場合は¥3,000前後で購入可能(退会後も聴ける)
- タイトル数は40万冊以上、聴き放題は12万冊以上
Audibleを初めて利用する方は聞き放題プランが30日無料で試すことができます。
(月額で定額を支払うことに抵抗がある方は個別での購入も可能。1冊¥2,500~¥3,500程)
タイトル数は40万冊以上ありますが、聞き放題はその中の一部で12万冊程になっています。
まずは無料のプランでどんな感じか試してみて、個別で買う方がお得です。
Audibleの料金と支払いについて

Audibleの料金プランや、支払い方法について解説します。
料金プラン
Audibleの料金プランはシンプルで、
- 月々¥1,500の定額プラン
- 欲しいタイトルの本を都度購入するパターン
この2種類しかありません。
尚、欲しいタイトルだけを購入する場合は、元々の書籍の値段や本の朗読の長さやよって値段が変わっており、¥2,500~¥3,500程で購入可能です。
※Audibleの読み放題プランに加入している方は、個別購入の際30%オフで購入可能です。

支払い方法
Audibleの支払い方法は、
- クレジットカード
- デビットカード
上記2種類のみです。
各種キャリア決済や、Pay系決済、Amazonポイントなどは使用できませんので注意が必要です。
Audibleの便利な所

Audibleを使うにあたってのメリットを紹介します。
12万冊以上が聞き放題
Audibleは40万冊以上のラインナップの内、12万冊以上が聞き放題のプランに入っています。
一方で競合のaudiobook.jpの聴き放題は1万5000冊程なので、その差は歴然。
ラインナップ数では国内最大級です。
聴き飽きるみたいなことはまず無いですし、お求めの一冊も必ず見つかります。
ネットが無くても使える
Audibleはダウンロードして聞くので、ダウンロード後はネットのない場所でも使用可能です。
飛行機や地下鉄などでも聞く事ができますし、通信速度制限も気にしなくていいのが魅力的です。
Wi-Fi環境で何冊かまとめてダウンロードして使えば便利に使うことができます。
声優が豪華
冒頭で少しだけご紹介しましたが、Audibleの声優はまだまだこんなものではありません。
蒼井翔太、石井一貴、石田彰、入野自由、岩崎了、梅原裕一郎、大塚明夫、岡本信彦、小野大輔、梶裕貴、神谷浩史、銀河万丈、河本啓介、子安武人、後藤敦、斉藤壮馬、櫻井孝宏、佐々木健、杉田智和、鈴村健一、諏訪部順一、鳥海浩輔、中井和哉、野島健児、平田広明、福島潤、福山潤、古谷徹、細谷佳正、前野智昭、三好翼、緑川光、宮野真守、森川智之、森久保祥太郎、山寺宏一
阿澄佳奈、雨宮天、井口裕香、池澤春奈、大久保瑠美、大森ゆき、岡崎美保、緒方恵美、加藤英美里、茅野愛衣、釘宮理恵、古賀葵、小松未可子、坂本真綾、佐藤恵、佐藤利奈、沢城みゆき、洲崎綾、芹澤優、高橋李依、高山みなみ、竹達彩奈、戸田めぐみ、戸松遥、野沢雅子、朴 璐美、花澤香菜、日高のり子、朴 璐美、堀江由衣、松嵜麗、水樹奈々、三石琴乃、矢尾幸子、悠木碧
などなど、人気声優が朗読をしてくれるので、聴いていると心地よさすら感じます。
七色の声を持つ声優が、どの役柄で朗読しているのかも楽しみの1つです。
隙間時間を有効活用
通勤時間や移動時間など"何もしていなかった勿体ない時間"を有効活用できます。
ただ本を読むだけではなく"インプットの時間や学習の時間"としても使用可能です。
参考書や新聞など物理的なモノが不要で、両手がふさがっていても読書ができるのは便利です。
忙しい人の味方なのがAudibleの最大の価値です。
語学学習に使える
洋書のラインナップも豊富で、洋書の英語朗読は語学学習に使えます。
小説はもちろんですが、経済、スポーツ、伝記、サイエンス誌など幅広いジャンルがありますので、自分の興味のある分野で英語学習が可能です。

また、洋書の朗読だけでなく本格的な英語教材もあります。

受験生や小さなお子さん向けに教材として使用することが可能です。
不特定多数のナレーターの英語を聴くのはヒアリング教材には最適です。
スピードラーニング要らずですね...
News picksが聞ける
2023年現在ではHORIE ONEやNews picksアカデミア、イノベーターズトークなでのコンテンツが楽しめます。
ビジネスパーソンにとっては嬉しいことで、耳で経済情報のインプットが可能です。
News picksの会員が月額¥1,500程なので、Audibleはかなりお得です。
Audibleは読書だけでなく様々な付帯サービスも魅力の1つです。
※WEEKLY OCHIAIは2023年現在聞けなくなっています。
Amazonオーディブル、NewsPicksと連携強化しコンテンツ拡充。プレミアム会員限定の特集記事の音声版をポッドキャストで独占配信開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000036126.html
Audibleのデメリット

全作品が聞けるわけではない
Amazonが販売している書籍や、Kindleで販売されている書籍の全てがAudibleに対応している訳ではありません。
Audibleは1冊4時間~10時間程の朗読が必要で、それ相応の人件費がかかっています。
従って聴くことのできる本は、人気のある(ニーズのある)40万冊程に限定されています。
さらに聞き放題プランで12万冊と数が減っているのは作者の合意が必要となるためです。
※聴き放題プランで聴くと作者に入る印税が安くなります。聴き放題に入っていない本は作者NGが出ている為です。
あらかじめ聴き放題にどのようなラインナップがあるか知りたい方はAmazonのAudibleページにアクセスし、下記画像のように聴き放題コンテンツにチェックを入れると聴き放題のラインナップがご覧いただけます。
スマートフォンの方は直接こちらをタップすると聴き放題ラインナップに飛ぶことができます。

こちらで聴き放題のラインナップが確認できますので、迷っている方は一度覗いてみてください。
表やグラフが多い本は向かない
実際に私が使用してみて、本の途中で表・グラフ・挿絵が入る場合は聴くのに適していないと感じました。
普通に読書しているのとは違い、視覚情報が無いのでグラフや表が入ると読解が極端に難しくなります。
ただ、表やグラフはAudibleのアプリで確認できるので心配はいりません。
表やグラフがどのように表示されるかサンプルを添付しています↓↓


すると下記のような感じで表やグラフと見ることができます。


こんな感じでAudibleには表やグラフが添付されています。
表やグラフが入る場合は、アプリ上で確認すれば問題ありません。
1冊あたりが高いと感じる人もいる
月額料金が¥1,500で、聴き放題以外の本は¥3,000程します。
普通の本を1冊購入するよりも高いのが現状です。
これはAudibleの1冊が5時間~10時間のナレーションがかかることに対する人件費であったり、著者への印税、Audibleの運営費が乗っている為です。
私は、人生で何も生み出さなかった通勤時間や移動時間でインプットができると考えたら決して高くは無いと思って使っています。
"時は金なり"と言われており、時間を有効活用できるのであれば¥1,500は高くはないと思います。
退会方法が厄介
Audibleは退会方法がややこしく敬遠されがちです。
その理由はアプリ上で退会の操作ができずWebブラウザ(chrome、safari、Edge、Firefoxなど)から退会する必要があるからです。
なぜそのような面倒なことをしているのかというと、AppleやGoogleへの手数料の支払いを避けている為です。
アプリ上で決済をしてしまうと手数料として決済額の20%~30%をプラットフォーマーであるAppleやGoogleに支払う必要があります。
手数料がかなり高額な為、アプリ上での決済をやらないサービスは結構存在しています。(Audibleもその1つです)
従ってAudibleはアプリでコンテンツを楽しむものの、購入、入会、退会はWebブラウザから行う必要があります。(退会方法は後述しています。)
この辺りがユーザーからの評判が悪いところです。
他社との比較

Audibleやaudiobook.jp以外に、Google Playブックス、himaraya、Kikubonなどのオーディオブックサービスががあります。
日本では使い勝手や本の冊数の観点から、Audibleやaudiobook.jp が主流となっていますので、今回はこの2つのサービスについて比較していきます。
Audible | audiobook.jp | |
聴き放題料金 | ¥1,500/月 | ¥1,000/月(その他のプランもあり) |
無料体験 | 30日 | 14日 |
冊数(聴き放題) | 12万冊 | 1.5万冊 |
冊数(総数) | 40万冊 | 4万冊 |
単品購入 | 可能(30%OFF) | 可能 |
ジャンル | 全ジャンル網羅的 | ビジネス・自己啓発多い |
解約後 | 単品購入した本は聴ける | 単品購入した本は聴ける |
私はaudiobook.jpを使っていた時期もあったのですが、読みたい本が少なくAudibleにしました。
耳を使った読書は習慣化しやすく、すぐ聴き終わってしまうので、飽きないコンテンツの数が重要です。
Audibleのお得なキャンペーン

Audibleのお得なキャンペーンについて解説します。
初回登録時は30日間無料で聴き放題
いつも開催されているキャンペーンが初回登録時の30日間無料キャンペーンです。
初めてAudibleを利用する人は30日間無料で使うことができます。
無料で試せるので使うかどうか迷っている人には嬉しいキャンペーンです。
また、Audibleを1度退会して1年以上が経過したユーザーも、もう一度無料キャンペーン使用することが可能です。
1年以上経過すると、Audibleの仕様やラインナップも変わっているので、こちらもユーザー目線の有難いキャンペーンです。
たまに豪華なキャンペーンがある
前章でお伝えした30日の無料体験の他に不定期で開催されるキャンペーンが存在します。
主にAmazonのビッグセールと同時期に開催されることが多く、2ヶ月無料や、2ヶ月99円キャンペーン、3ヵ月60%オフなど個性的なキャンペーンを実施しています。
過去に開催されたキャンペーンを一部紹介します。
①Audibleが2ヶ月無料+100ポイントキャンペーン【2022年12月26日終了】
②2ヶ月99円のリトライキャンペーン【2022年12月26日終了】
③3ヶ月60%OFFのリトライキャンペーン【2022年10月31日終了】
④3ヶ月無料で利用できるキャンペーン【2022年7月25日終了】
⑤2ヶ月無料で利用できるキャンペーン【2022年5月11日終了】
⑥プライム会員限定で3ヶ月間無料【2021年6月29日終了】
⑦Audibleの月額料金が3ヶ月60%オフ【2020年9月1日終了】
2023年2月現在のキャンペーン

2023年2月〜2023年2月28日までに入会すると、無料期間が2カ月になるキャンペーンを開催中です。
Audibleのこのようなキャンペーンは年に数回しかないので今がチャンスです。
無料お試しの注意点
Audibleの無料体験をするにあたって注意点が2つあります。
- クレジットカードの登録が必要
- 無料体験後は自動で有料会員に切り替わる
ここは注意しておきましょう。
①つ目、支払い方法がクレジットカードとデビットカードのみなので、クレジットカードの登録の必要があります。クレカ登録に抵抗のある方は、この方法しか選択できないので注意が必要です。
②つ目、無料体験後は自動で有料会員にに切り替わります。無料体験終了後はたとえ使っていなくても月額1,500円が発生しますので、退会(解約)する必要性があります。
解約方法は次章で解説していますので、そちらをご参照ください。
Audibleの無料入会と退会の仕方 【図解】

ここでは入会と退会の方法について図解します。
Audibleの無料の入会方法【図解】
先ほども記述しましたが、入会・退会はアプリではできないので、Webで行います。
まず初めにAmazonのAudibleページにアクセスします。






登録自体は簡単です。
登録できた場合は⑥のようなメールが飛んできていますので、確認してみましょう。
この後はアプリをダウンロードして、本を聴くだけです。
Audibleの退会方法【図解】
退会方法も同じくWebブラウザから行います。
最初に、Audibleの公式ページにアクセスしサインインします。






これで退会手続きは終了です。
退会後はメールか来ているので必ず確認してください。
Audible退会の注意点
少し重複してしまいますが、大切な事なので記載しています。
- アプリを削除しただけでは退会扱いにならない
- Webブラウザから退会手続きをする必要がある
- 退会後には聴き放題は聴けない
- 個別で購入した作品は退会後も聴くことができる
- 次回無料体験ができるのは1年後
ここが非常に大切なポイントなので必ずおさえておきましょう。
Audibleの使い方

Audibleの簡単な操作方法について解説します。
本の探し方
まずアプリ上の右上の虫眼鏡で本を探します。
こちらで個別のタイトルや作者の名前を入れて検索が可能です。
また、アプリの下にあるコンテンツ押すとAudibleのおすすめやジャンルごとの人気作品を表示してくれます。
探すのが面倒な方はこちらで人気の作品を見付けるのが手っ取り早い方法です。


聴くときはダウンロードをお勧め
本を探したらWi-Fi環境でダウンロードすることをお勧めします。
ストリーミング再生をすると通信制限に陥りやすいので、Wi-Fi環境でダウンロードしてから聴く事をおすすめします。


①本を見つけたらライブラリに追加を押します。
そのまま再生もできますが、ストリーミング再生なので通信を使い容量制限の原因になります。
②ライブラリに追加した本でダウンロードされていないものはハイイロ表記になっています。
Wi-Fi環境でクリックしてダウンロードをしたらOKです。
再生や倍速再生
ダウンロードが完了したら後は再生ボタンを押すだけです。

こちらが再生画面になりますので、真ん中の再生ボタンを押したら再生されます。
左右はそれぞれ巻き戻しと早送りになります。
左下の再生速度を押せば、0.5倍速〜3.5倍速まで自由に速度を選ぶことができます。
本の添付資料を見る方法

本に登場する表やグラフ、挿絵などをみたいときは、右上の車のマークの隣のドットをクリックします。
そうすると上記のような表示が現れるので、付属資料・PDFを押せば見ることが可能です。
購入する方法
Audibleの聴き放題以外のコンテンツを購入する場合は、Webブラウザから購入することになります。(アプリからは購入できません。)
AmazonのAudibleページに飛び、欲しいタイトルを検索し購入することになります。
以上が、Audibleについての基本的な解説でした。
隙間時間を有効活用して、Audibleライフを楽しんでください。