【学歴は意味ない】必要なのは学歴ではなく"あなたは何ができるか"
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ちょうさ
こんにちはちょうさです。転職エージェントとして3000人程の転職のお手伝いをしてきました。
私は国立大学出身ですが、本当に学歴は意味がないなと感じています。
転職エージェントの時には、中卒のエンジニアが私よりも高い給料で採用されたり、上司には高卒の部長がいたり、本当に学歴って関係ないなと実感していました。
そもそも学歴とは、その人の能力を測る1つの指標みたいなモノです。
大学を卒業したばかりの殆どの20代の若者は、社会で通用するスキルを持ちません。
そこで企業は『この学生にどれほどのポテンシャルがあるか』を見極め、将来有望な学生を採用します。
その時の指標にしているのが学歴です。
それに加えて難関大学を卒業した学生は、大変な受験を突破したという一定の努力も認めてもらえることでしょう。
昭和時代はそれでも問題ありませんでした。
んが、
現代社会では、学歴ってほぼ何も役に立たず無駄だと感じます。
その辺りを書き留めておきます。
大学の変遷
日本の大学の受験者数と、大学の数の変遷の図を作ってみました。
今から30年前の1990年は約120万人の受験者がいて大学数は約500校ほど。
2020年は約70万人の受験者がいて、大学は770校です。
これ結構凄くないですか?笑
少子化なのに、大学がめっちゃ増えてます。

ちょうさ
なるほど、学歴の価値が下がる訳だよね...
少し深掘りして解説します。

大卒の肩書きの価値と質が下がり続けている

学歴が意味ない理由の一つに、少子化なのに大学がめちゃくちゃ増えてることが挙げられます。
先ほどの図をみていただければ分かると思うのですが、受験者が4割減っているのに大学は4割増えています
これはかなり異常値で、縮小している市場にこれだけ参入するのは非常におかしなことです。
一般的な市場原理では、衰退している市場は必ず縮小の動きに帰結します。
しかし、国からお金が出れば話は別です。
森友・加計問題でも分かるように、学校は設立すれば補助金が貰えるし、うまく生徒を集めれば儲かります。
何が言いたいかというと大学が増えて受験者が減ると、当然大卒の肩書きの価値と質が低下します。
お金さえ払えば誰でも大卒の肩書きが手に入る時代です。
その学歴で人の能力を測るなんて無理ゲーです。
日本最高峰の東大についても考えてみます。
1960年頃の東大の定員は2,500名程、1986年頃から右肩上がりで増加し、1990年代初頭には3,500人を超えます。
その後徐々に右肩下がりになり、2003年に3,000人にまで減少、今も3,000人をキープしている状況です。
時代によって定員を変えているものの、受験者が全体で4割以上低下しているのに対し、微減って感じなので東大の全体的なレベルも下がってきていると言えます。(京都大学も同じでした)

学歴が必要だった時代は昭和

昭和の時代は、有名大学さえ卒業すれば安泰でした。
日本が高度経済成長期の頃は、家電や車などの工業製品を大量に作って売ればよかったのです。
ビジネスの仕組みも単純でモノを作って売るだけでした。
現在のように複雑なビジネスモデルも無いし、競合もそこまで多くはありませんでした。
だから企業はとりあえず勉強のできる人を採用しておけばOKで、決まったオペレーションを確実に実行してくれる人を採用していました。【参考】【大学は行くべきか?】大学に行くべき人とそうでない人の3つの特徴
でも今は違います。
新たなビジネスモデルがたくさん生まれ、それをすぐに真似する競合もたくさん出てくる時代に変化しました。
例えばメルカリはヤフオクから中古品の売買市場のシェアを奪いました。
メルカリに追随する形で、楽天がラクマを、SoftBankがPayPayフリマを、って感じで現代社会では競合がすぐ生まれます。
変化のスピードが昭和とは桁違いです。
だから、お勉強ができる人よりも、何かを生み出せる人、何かのスキルに尖っている人が必要とされているんです。
下の図が、これから市場から必要とされる人材です。
これから必要とされる能力
昭和時代の無難な五角形の能力って、潰しが効くとかって言われていました。
しかし、そういう人が大量に排出されるとコモディティ化して不要となります。(コモディティ化とは市場参入時は高付加価値を持っていたが、市場価値が低下し一般化すること
学歴は間違いなく、価値が下がっているんです。
無難でなんでも中途半端にできる人より、何かに尖った能力を持っている人の方が重宝される時代に変化しました。

やりたいことをやって突き抜ける時代

最近よくAdoちゃんを聞いているんですが、本当にすごいです。
現役高校生が好きな音楽をYouTubeで配信を続け、一気にスターダムにのし上がっています。
音大にすら行っていない、一般の女子高生があんなになる時代ですよ。
学歴や年齢なんて関係なくて、やりたいことをやって発信した人が報われる時代なんだなと実感します。
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学歴は意味があるという人に対して

『学歴はまだまだ一定の価値はあるよ』って方も当然いると思います。
これは個人的な意見ですが、何事も生態系と同じなんじゃないかと思うんです。
生きている環境の中で、生存競争に勝てるように変化(進化)していくということが最も重要なことだと思うんです。
簡単に言ってしまえば、変化できなければ淘汰される、変化できれば生き残れる、と思っています。
だから今も学歴を重んじる会社って、昔からの慣習に捕われて、変化できていない会社だと思います。
だって現代社会で学歴が『その人の能力を測るに充分なもの』ではなくなっているんですから。
もっと他にもその人の能力を測る指標ってたくさんあります。
藤井聡太棋聖は高校を中退されました。でも、彼の価値は変わらないですよね。
学歴が意味を持たなくなった昨今、企業は、学歴以外の『その人の能力を測る指標』を見つけなければいけないと思います。

学歴の費用対効果が悪くなった

難関大学に入学するには、4000時間以上の学習時間が必要と言われています。

  • 1日8時間×週5日=40時間(1週間の勉強時間)
  • 40時間×4週間=160時間(1ヶ月の勉強時間)
  • 160時間×12ヶ月=1920時間(1年の勉強時間)
  • 1920時間×3年=5760時間(高校3年間の勉強時間)
    概算ですが、これくらいの勉強時間が必要と言われています。
    受験勉強だけの時間だけではなく、知識や教養が得られる時間が含まれているとは言え、4000時間以上の時間を投下するのには疑問です。
    4000時間を投下して得られる学歴の価値は、本当に4000時間分の価値があると思いますか?
    4000時間で大企業への切符をつかみますか?私は絶対に嫌です。
    日本一の東大くらいでないと、その価値はないんじゃないかなと思います。
    4000時間を他に使えば、より実践的な仕事に近いこともできるし、AdoちゃんみたいにYouTubeに自分の作品をアップすることもできます。
    受験に4000時間をかける費用対効果はかなり低くなっています。

    必要なのは学歴ではなくて、学び歴

    これはホリエモンの受け売りですが、これからの時代が学歴よりも学び歴が必要です。

    大学生は、どこの大学を出ようと企業の即戦力にはなりえない。学校は実務的な教育など、行っていないからだ。
    有名な企業の入社試験を受けるためには、そこそこの学歴を経由していないといけないかもしれないが、企業名にこだわらない、本質の伴った仕事をしたいなら、大学になんか行かなくていい。

    学歴よりも大事なのは、やりたいこととやるべきことを自分で見きわめ、探究の実践を積み重ねた「学び歴」
    すなわち行動実績だ。

    この言葉が超本質で、学歴よりも学び歴、もっと言えば『個人で具体的に何ができるか』が必要な時代だと思います。
    すごくいい本なので、一度読んでみると人生のヒントをたくさん貰えますよ。
    【今まで常識や、固定観念をぶっ壊してくれる社会人必読の1冊です。学生で読むと将来の指針がはっきりしますよ】

    ちょうさ
    学歴についての考察、いかがでしたでしょか?
    これからの時代は、自分で意思決定をしっかりして、自分の力で生きていく時代です。
    上記も参考にしてみてください。
    それでは、See you next time!!
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