
と『2枚のピザ理論』を提唱し、Amazonを世界トップの企業に育て上げました。
ピザ2枚を食べるのに丁度いい人数は4人〜8人くらいです。
それくらいがチームとして1番いいと言うのです。
そしてAmazon以外でも、Google、Facebookもこの『2枚のピザ理論』を取り入れています。
『2枚のピザ理論』とは?
『2枚のピザ理論』とは、AmazonのCEOジェフ・ベゾスが提唱した言葉で、仕事のチームの人数はピザ2枚で賄える4人〜8人程度が1番望ましいとされる考え方のことです。
そして実際に体現しAmazonを世界トップの企業に育て上げました。
『2枚のピザ理論』について深掘りしてみます。
『2枚のピザ理論』のいいところ
『2枚のピザ理論』の良いところは、少数のチームのため全員が意思決定に関わることができるというポイントです。
意思決定に関わると人間は責任感が生まれます。
逆に大人数のチームだと、集団思考と呼ばれる負の力が働きます。
集団思考とは、集団による結束がマイナスに働き愚かな意思決定を下してしまうことです。
例えば、『赤信号みんなで渡れば怖くない』とか、『たくさん人数がいるんだから私1人適当でも大丈夫でしょ』とか、
集団になると人間は、みんながやってるから、誰かがやってくれるから、私には関係ないと言ったような、マイナスのバイアスがかかってしまいます。
5人でプロジェクトを成功させなければならない場合、あなたもキーパーソンです。
しっかりとワークしなければ、チームのメンバーに負担をかけてしまったり、プロジェクトを台無しにしてしまう可能性があります。
少人数の場合、役割、責任も明確なので、全員がベストを尽くさなければならない状況ができます。
つまり全員が全力で責任を果たすので、メンバーの生産性が向上しチームの結束も固くなります。
全員が同じ方向のベクトルで団結することができる最適のチームが『2枚のピザ理論』の考え方なのです。
今までの日本企業は『2枚のピザ理論』とは真逆
3人寄れば文殊の知恵を信じてきた古来の日本企業では、〇〇部署、〇〇課だけ存在し、それぞれが違う方向のベクトルで仕事をしていて、まとまりがありませんでした。
仮にチームが存在しても人数が多くなると、
- 一人一人の貢献度が下がる
- 意思決定に関与しないメンバーは責任感が無くなる
- 最終的に生産性の低下を招く
こんな状況に陥ります。
個人の貢献度が下がる、責任感が無くなると、仕事の生産性は下がります。
マネジメントを経験された人なら分かると思いますが、部下が力を発揮できるかどうかは責任感に起因するんですよね。
日本の企業は個人に責任感を持たせるのが下手くそです。
何十人も集まって何時間も会議をしていても物事は決まらないし、参加者全員に責任感が生まれるなんて到底思えません。
一人一人が当事者意識を持って仕事に取り組むことが1番生産性の上がる仕事のやり方です。
『2枚のピザ理論』ではそれが可能になるということです。
『2枚のピザ理論』は仕事以外でも使える
『2枚のピザ理論』はスポーツや学生のグループワークにも応用できます。
例えばバスケット。
湘北高校のメイン登場人物は5人です。
桜木花道とゴリが相手の攻撃をブロックしたり、リバウンドしたりします。
そのボールをNo1ガードの宮城リョータが運び、点取屋の流川と、よくぞ走ってた三井がバンバン点を取ります。
それぞれの役割をしっかりとこなし、山王に勝つ訳ですよね、はい。(笑)
一人一人が責任感を持って、チームの為に自分のベストを尽くす、良いお手本だと本気で思ってます。
スラムダンクみたいな組織、それが2枚のピザ理論の目指す最高のチームなのです。
是非、会社で取り入れてみてください。
本日はこの辺で、See you next time!!