働き方の自由度が増し、最近では正社員ではなくあえて契約社員を選ぶ人も増えてきています。
昔は人生=仕事みたいな価値観が当たり前でしたが、最近の若い人は人生における仕事の重要度は下がり、自分の趣味や余暇を充実させたいという人が多くなりました。
正社員や役職に就くと仕事の拘束時間が増えたり、休日も仕事のことを考えたりしないといけないデメリットがあるので若い人の考え方も理解できます。
それを裏付ける様に、契約社員(非正規労働者)の数は、平成元年には817万人だったのですが、平成28年には2000万人を越え、令和元年には2165万人にまで増えました。
これは全労働者5660万人の約4割にも及び、非正規雇用の増加が社会問題にもなっています。
正社員と契約社員はどちらが良いのでしょうか?
考察してみます。
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正社員と契約社員の違いとは?
正社員と契約社員って、実は法律で明確に決められている訳ではありません。
- 正社員は定年までフルタイムとして働く「無期雇用」
- 契約社員は雇用の契約期間が定まっている「有期雇用」
これが違いです。
企業によっては、福利厚生、賞与、その他の補助、退職金など手厚いサポートは正社員のみに適用する場合があります。
しかし、社会保険、有給休暇は法律で定められているので、契約社員でも必須のサポートになります。
上のグラフをみて分かるように、非正規労働者がかなり増えてきていますよね。
厚生労働省の「非正規雇用」の現状と課題によると、30年で非正規労働者の数は3.37倍の2000万人を越えました。
今後もこういった流れは加速するでしょうし、『自分は今後どうしたいのか?』をしっかり考えなければならない時代に差し掛かっています。
正規雇用、非正規雇用のメリットデメリットをしっかり理解し、自分がどうありたいかを見つめ直す機会にしてみてください。
正社員とメリット・デメリット
正社員とメリット
何と言っても安定だと思います。
雇用期間が無い訳ですから、定年か自分で辞めなければ、お給料は安定的に入ってきます。
他にも、
- 福利厚生が契約社員に比べて手厚い
- 賞与、退職金がある
- 社会的な信頼がある(ローンやクレジットカードが通りやすい)
- 出世や昇給が受けやすい
このようなメリットがあります。
他にも年金支給額が多かったり、重要な仕事を任されたり、ちょっとしたメリットはあります。
重要な仕事を成し遂げたやりがいもあるでしょう。
正社員とデメリット
正社員のデメリットは、
- 転勤の可能性がある
- やりたい仕事ができるとは限らない
- 人間関係や派閥から逃れられない
- 責任の重い仕事がある
- 長期休暇が取りづらい
このような感じです。
正社員は会社の一つの歯車になるので、辞令には逆らえません。
転勤や、やりたくない部署に配属されることもあるでしょう。
転勤や人間関係で悩む人も少なくはありません。
最近では一度きりの人生を謳歌する為に、非正規雇用のフリーランスを選択する人も増えています。
契約社員とメリット・デメリット
契約社員とメリット
契約社員は会社に縛られることがなく、自由度の高い働き方と言えます。
メリットとしては、
- 異動や転勤が無く好きな仕事ができる
- プライベートが充実する
- 副業など自由にできる
- 専門性の高い仕事であれば短期間でまとまった収入を得ることができる
このような感じです。
会社との契約内容次第ですが、休みや勤務時間など比較的に自由な働き方ができます。
やりたくない仕事も無理にしなくても大丈夫ですし、転勤も無いので暮らしが充実します。
副業も自由の場合が多いので様々な仕事が経験でき、自身のスキルアップに繋がります。
また、ご存知無い方もいらっしゃると思いますが、イントループは、フリーランスで月に100万円以上の案件がゴロゴロあります。
この業界は、週5が稼働率100%と計算するのですが、稼働率80%(週4)で、100万超えの案件がめちゃくちゃ多いです。
契約社員ってネガティブなイメージを持たれやすいのですが、スキルさえあればめちゃくちゃ稼げるんですよ。
契約社員とデメリット
契約社員のデメリットとしては、
- 正社員に比べて賞与や退職金が少ない
- 福利厚生が正社員に比べて充実していない
- 安定しにくい
- 出世が難しい
このような感じです。
正社員に比べたら、安定してないと言えます。
しかし最近の世の中は正社員でも厳しくなってきています。
トヨタ労使が一律の定期昇給をなくし、個人の評価に重きを置く制度を2021年1月から導入することで合意。成果主義シフトは、横並びや年功序列を前提としてきた日本の製造業の賃上げ議論に影響を与えそうです。https://t.co/ehaRO3dKSQ
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) September 30, 2020
トヨタ労使が一律の定期昇給をなくし、個人の評価に重きを置く制度を2021年1月から導入することで合意。成果主義シフトは、横並びや年功序列を前提としてきた日本の製造業の賃上げ議論に影響を与えそうです。https://t.co/ehaRO3dKSQ
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) September 30, 2020
トヨタが年功序列を廃止し、成果主義、実力主義に舵を切りました。
先程も記載したように、スキルと実力さえ身に付ければ評価される時代になりました。
雇用形態も関係なく、しがらみや年齢も関係無く、良い時代になったと思います。
頑張れば良いだけなのです。
無期労働契約への転換と同一労働同一賃金
契約社員を守る風潮が日本にはあります。
平成24年には労働契約法が改訂され、
同じ企業で5年以上契約社員として働いた場合、無期労働契約への転換を申し込むことができるようになりました。
また、不合理な待遇差を無くす為に、「同一労働同一賃金制度」という新しいルールが誕生しました。
同一労働同一賃金とは、職務内容が同じであれば、同じ額の賃金を従業員に支払うという制度です。
大企業は2020年4月から、中小企業は2021年4月から適用されます。
正社員と全く同じ職務内容、配置転換のルールなどを満たしていれば、どの雇用形態の人にも同じ給料を支払わなければならないというルールです。
日本の深刻な格差を是正するためのルールになります。
しかし、中小企業は2021年から適用になるので、注意が必要です。
個人的には、これで守られたと考えるのでなく、
これからの社会を生き抜く為に、契約社員でもスキルを高めることが必要だと思います。
契約社員からどうしても抜け出したい方は、転職も考えてみると良いと思います。
こちらにまとめているので、参考にしてみてください。
今回はこの辺で、See you next time!!
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