どうもちょうさです。年間200冊くらいの読書をしています。今回は、林修先生の、『林修の仕事原論』という本を紹介します。この本は2014年に発売されているのですが、最近林先生のテレビ番組を観て読もうと決意しました。
TBS系列の初耳学という番組で、林先生に色々問題を出す番組なのですが、個人的に、『林先生って知識もすごいんだけど、知らない事を今までに身に付けた知識を用いて仮説を立て、正解に導く能力に長けているなと。』と思いました。
この能力って、これからを生きていく人には必要不可欠だなぁと感じました。時代の変化が目まぐるしい昨今、どんどん新しいサービスや技術が出てきて、知らないことってめっちゃ出てきますよね。
昔の教育みたいに『正解』を御膳立てしてくれる訳では無く、自分で答えを導き出したり、新たに創り出す能力が必要だと思うんです。
そんな時に、林先生の自分の知識をフル活用して、仮説を立て答えを求める能力が必ず必要になると感じ、この本を手に取りました。
そんな林先生の考え方や仕事のスタンスを知ることができ、クリエイティブティや多角的な視野が身に付く一冊です。そんじょそこらのビジネス書よりも学びの多い本ですよ。
林修の仕事原論のあらすじ
この本は37講から成り、それぞれ林先生渾身の見出しが書かれてあります。例えば:
- やりたくない仕事を全力でやると、やりたい仕事に近づく
- 飲み会で「昔はこうだった」という話が出たら即帰る
- 自分の頭で考える人間だけが成長し続けられる
こういった少し尖ったタイトルが37書かれてあり、それぞれに林先生の考え方が述べられています。タイトルそれぞれが短編的に書かれてあり、ページ数も180程ですので、かなり読みやすいです。
単なる努力不足の場合がほとんど
林先生は仕事柄、何千人もの受験生をみてきたそうです。よく勉強のできない学生が『こんなに勉強をしました』とアピールしてくるのですが、学力の高い学生や林先生からしてみれば、『全然やってない量』と見なしてしまう事が多々ありました。
努力不足の人の特徴として、自分の物差しで物事を判断し続け、その判断のレベルが低い事に気付かない。と書かれてありました。自己満足のレベルが低く、他の人と比べてみたら、1/3程で満足している人が多いそうです。しかもその事に気付かない人が殆どだそうです。
それと同時にレベルの高い環境に身を置くことの重要性も説かれていました。例えば一流大学出身の人は年収が高い傾向にあります。頭がいいからと言うのも理由の一つですが、レベルの高い環境に身を置き、周りに刺激をもらい成長することも要因の一つです。
レベルの高い環境では、必然的に自分の判断の物差しのレベルも高くなります。努力ができる人、できない人の違いは、自分の判断のレベルの違いにあると書かれてあります。
やりたくない仕事を全力でやると、やりたい仕事に近づく
林先生は本の中で、やりたくもない予備校教師を長年やってきた事で、ようやく本を書くという仕事ができた。はっきり予備校の教師をやりたくないと言っており、それに非常に驚きました。テレビの出演も好きではないとのこと。
また、仕事の依頼は決して断らないようにしているそうです。交換可能性という言葉を常に考えているからだそうです。
交換可能性とは、『自分にしかできない仕事なんて無い』という考え方で、『せっかく相手が自分に依頼してくれているのだから、断る理由はなく、ただその仕事に全力を注ぐだけ』と林先生。その結果として、さまざまな自分のやりたい仕事も舞い込むと考えているのです。
ここで学んだことは2つ。
やりたくない目の前の仕事が、やりたい仕事に通じる
現代社会はどちらかと言うと、YouTuberやインスタグラマーなど、楽しい仕事・自由な仕事が注目され、『一度きりの人生やりたい仕事をやろう』という風潮です。これは間違いでは無く、私もそう思っています。
しかし、やりたい仕事をやっても最初から食っていける人は少ないです。ヒカキンでさえ最初はYouTubeの広告審査に落ち、2年程はYouTubeで無収入らしいのです。しかし2年間諦めずに努力し続ける事で徐々に変わっていったそうです。
やりたい仕事をやる事も大切ですが、以下の2つが成長し続けるコツらしいです:
1. 目の前の仕事に全力を尽くし諦めない
2. やりたくない事でも愚直に成功するまで継続する
依頼は断らない【交換可能性を意識する】
交換可能性とは代替ができるという意味です。依頼を断ることは簡単ですが、世の中に自分しかできない仕事というのは基本的にありません。
あなたが会社を辞めても何事もなかったかのように次の日も会社は通常営業します。それと同じように、あなたが依頼を断れば他の誰かがその仕事をします。これは大きな機会損失で、チャンスを逃す事になります。
林先生は、『ありがたくお受けして、そこで全力を尽くすだけ。林さんにお任せしてよかったと喜んでくれればそれで良いではありませんか。』と語られています。
少し古風に感じる方もいらっしゃるでしょうが、こういうスタンスで仕事に挑まれています。それが信頼関係につながり、一介の塾講師でありながら長い間テレビで活躍されているのだと思いました。
本書のタイトルの『仕事原論』にも通じる林先生の流儀をこの章では教えてくれます。
自分ルールで相手をもてなさない
これも面白いお話だったのですが、林先生は驚くほどに他者優先の思考の持ち主です。例えば、以下のようなルールを持っているそうです:
- 自分の行きつけの店に招待しない
- 自分のお気に入りをプレゼントしない
林先生は、『相手をよく観察して、そこに欠けているものを贈る。これが相手にプレゼントを贈ったり、おもてなしをする基本だ』と書いています。自分の好みを無理に押し付けないという事です。
林先生の実体験なのですが、今まで数多くのネクタイをプレゼントされたそうです。その中で実際に使用しているネクタイは3本だけ。その3本は、『あのスーツであのシャツの時に似合いそうだから』という言葉と共にプレゼントされたから使っているそうです。
逆に、流行りのキャラクターがプリントされているネクタイだったり、ディズニーが描かれているネクタイなんかは、『このキャラクター俺は可愛いと思った事ないけどな…いつ着ければ良いのかな…』という理由で一切身に付けないそうです。
この章では他者優先の思考が理解できます。相手が何を求めているのか、何をされたら嬉しいのか、それを身に付けることが大事と語られています。
自分の頭で考える人間だけが成長し続けられる
ここが林先生の思考の本質です。『自分の頭で考えること』を大切にしています。予備校の授業でも手取り足取り教えず、考えるヒントのみを与えあとは本人の努力に委ねるそうです。
自分の頭で考える大切な理由として、『どんな困難があろうと自分の頭で考える癖をつけておけば、解決の方向にベクトルが向く!社会に出ても力強く羽ばたける事ができる!』と述べられています。
一方で、自分の頭で考えず、学校で答えを御膳立てされてきた生徒は、『未知の問題が出てきた時に解決できる能力が乏しく、これからの時代を生きるのは辛い』と書かれてありました。
自分の頭で思考を続ければ林先生のように、『知らない事でも、今までに身に付けた知識を用いて仮説を立て、正解に導く能力』が養われると思います。
自分の頭で考える思考を養いたい方は是非一読ください。それでは、See you next time!!
コメントを残す