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ちょうさ
どうも
ちょうさです。転職エージェントとして3000人位の転職のお手伝いをしてきました。今はwebマーケティングの会社で広告運用をしています!
今回は人気企業・不人気企業について書き留めておきます。
『蝶を集めるには花を育てよ』って言葉ご存知でしょうか?
蝶(労働者)を集めるためには、虫取り網を使って追い回していてもダメです。
蝶が自然と集まってくる花(労働環境)を育てることが大事って意味の言葉です。(確かイエローハット創業者の鍵山さんが言ってたと記憶してます)
これは僕が採用コンサルをしていたときに企業の経営者や採用担当に必ず話していた言葉です。
今の転職市場は求職者が手軽に求人情報を比較できるようになり、同じ職種でもより条件の良い企業へ簡単に流れています。
そのため、人気企業・不人気企業の明暗ってマジでくっきり別れるんですよね。
なぜこんな差が生まれるのか、不人気企業に入らないようにするためにも参考にしてみてください。
僕が500人〜600人近くの採用担当者や経営者と話をしてきた個人的感想なのですが、不人気企業って経営層に全く採用市場の理解がありませんでした。
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悪い企業
辞めたらまた補填すればいいだろ
こんな感じの会社が多く離職率も高かったです。
働く人を『ただの労働力』としてみるか『資産』としてみるか、ここが人気企業・不人気企業の大きな分岐点のように感じました。
ただの労働者と思っている企業は離職率が高いし、応募数もめちゃくちゃ少ないっす。
結果的に採用コストがかかり、悪循環になってしまうんですよね。
先ほども触れたように採用領域は市場化が進み、劣悪な環境では求職者に選ばれない時代になっています。
そんな中なんの解決策も打たず、運で求職者の応募を待っているような企業はオワコンです。
僕が感じた不人気企業の特徴を書き留めておきます。
給料と福利厚生が酷い
求人票は経営層の考えのが反映されています。
給料と福利厚生で人気不人気の明暗がくっきり分かれます。
考えてみてください。
A社とB社が同じ市内にあり、同じ業界の仕事をしていて、求職者を募集していたとします。
A社は月給18万円で年間休日105日、B社が月給23万円で年間休日120日
当然B社に行きたいと思いますよね。
この時点でA社は採用マーケティングに失敗しており、人が集まらない企業になってしまいます。
それなのに、従業員を大事にせずどうやったら人が集まるか躍起になり、蝶(労働者)を虫取り網で捕まえにいく愚行をするんです。
冗談とかじゃなくって、マジでこういう企業多いんですよ(笑)
そんな時によく言われたのが、
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A社
うちは給料をあげる余裕はないだ
ってな感じで怒られます(笑)
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ちょうさ
そうっすか、でもこのまま続けばB社に人が集中し事業の競争力を失います。
何もしないのは問題解決の先送りをしているだけで、近い将来人手不足により会社の存続の危機になりますよ。
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A社
・・・・・
これが採用コンサルの日々の仕事です....
基本的に薄給の会社ってマジでいいことないっす。
福利厚生も社員(資産)の投資と考えるべきなんですよね。
給料が低い、休みが少ない、福利厚生が悪い企業って、人も寄り付かなくなるし、離職率も高いんです。
こういった会社は選ばないようにしましょう。
企業理念での洗脳が酷い
企業理念とか、社訓なんかを無理やり社員に強要している会社とかってありますけど、マジで時代遅れっす。
『人を愛し・会社を愛し・お客様を愛す企業に〜』的なやつあるじゃないですか。
実際にワタミの社訓では、
一、笑顔で元気よく挨拶せよ
一、約束を守れ、嘘はつくな
一、全てに感謝せよ
一、常に謙虚なれ
一、恥ずかしいと思うことはするな
一、努力を継続せよ、あきらめない努力は、信用を生み、信用は奇跡を生む
一、他人の喜びや悲しみを共有せよ
電通では過労死自殺があった2016年まで下記の社訓がありました。
・仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
・取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
・計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
・摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる
え、何これ(笑) もはや脅迫文....
十則のうち4つだけ記載しましたが、これを忠実に守るのが立派な電通マンって社風だったのです。
マジでびっくり。しかも2016年の労災事件までこれが当たり前っていうから...
訳のわからない社訓じゃなくって、社員が気持ちよく仕事をできる環境、賃金を提供するのが人気企業でしょ。
口先だけでなく形として社員に還元するのが人気企業の特徴ですよ。
どの求人サイトにも出てくる企業は基本的に不人気
はっきりと企業名を言うと、夢真、UTエイム、スタッフサービス、夢テクノロジー、ワールドコーポレーションとかですかね。
別にこれらの会社が悪いことをしている訳ではなくて、普通に立派な会社です(笑)
結構たくさんのサイトに登場しますよね。
理由をお答えすると、彼らは主に派遣を生業としている会社です。
いわゆる派遣(2015年までは特定派遣と呼ばれていた)ってビジネスモデルで求職者をたくさん抱え込んで人手が足りない企業に送り込み儲けてるって感じです。
許可を取ればどの企業でも行える派遣業ですね。
何でいろんなサイトに登場するかというと、彼らはよりたくさんの人を集めて派遣先に送り込みたいので求人サイトの露出が激しいし、離職率も高いので自転車のように回転させないと会社の売り上げが減っちゃうので必死に採用をかけるんです。
派遣なので普通の会社よりも出入りが激しいです。
その為、悪い評判やクチコミが目立つのも事実でそれが不人気の一因になっています。
他の業界も例に挙げると、不動産系の商材の大東建託、東建コーポレーション、一条工務店、保険系の会社、NHKの集金系、オール電化とかソーラーパネルのエコ商材とかは基本的に出入りの激しい業界です。
売れない→詰められる→辞めるみたいなそんな会社ばかりですね。
離職率が上がる→募集をよくかける→みんなが求人媒体でよく見かける→不人気になる
基本的には不人気企業なので、特別な理由がない限りはおすすめできません。
人気企業の特徴についても、僕が500人〜600人近くの採用担当者や経営者と話をしてきた個人的感想になりますが、やっぱり労働者をしっかりと『人財』としてちゃんと認識していることに尽きるかなと思いました。
従業員を大切にし、彼らが働きやすい環境だけでなく、人生も充実するようなサポートをしたりする企業はやっぱり人気だし、人が辞めませんね。
結果的に離職率が下がり採用コストを減らしてくれたり、ロイヤリティが生まれ企業にもいい効果をもたらしてくれます。
労働者を大切にしている企業では、善の循環が生まれ全てがスムーズに行われる傾向があります。
給料と福利厚生が充実している
人気企業は社訓や洗脳とかじゃなく、しっかりと福利厚生や給料で還元しています。
収入の不安は生活の不安に直結しますよね。
そんな状態で従業員を働かせてもいいイノベーションは生まれないでしょう。
従業員から搾取ではなく、従業員を資産として捉え投資の意味合いを込めてお給料を上げるのが最も会社が成長する方法です。
給料と福利厚生は会社が従業員をどう見ているかの指標になります。
離職率が低い
人気企業では、離職率が極端に低いです。
先ほども触れましたが、収入の不安は生活の不安です。
収入の不安がある状態では、何事もうまくいきません。
もっといい条件の仕事はないかって心理状態になります。
こんな状態では従業員が辞めていくのは火を見るよりも明らかで、離職膣が高くなってしまいます。
求人を選ぶときは、必ずチェックしましょう。
転職会議はほとんどの企業が網羅されているので一度見てみることをお勧めします。
どんな人気企業でも、良い評判・悪い評判書かれてあるので、全てを鵜呑みにするのはNGです。
年収や福利厚生、企業のおおよその評判は把握できますので、使ってみると人気企業・不人気企業の特性は分かるはずです。
口コミサイトと求人をよくみて、不人気企業に入らないようにしましょう。
それでは今回はこの辺で、See you next time!!