ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用について解説

雑記 ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用について解説

こんにちはちょうさです。転職エージェントとして3000人程の転職のお手伝いをしてきました。 最近よく耳にするようになったジョブ型雇用ですが、みなさんご存知でしょうか? すでに大手企業の日立製作所、富士通、資生堂、KDDIなどがジョブ型雇用に舵を切りました。

ジョブ型雇用とは職務内容をしっかりと定義し、年齢や年次に関係なく、その職務内容と報酬をしっかり契約する雇用形態のことです。簡単に言うと、企業が「貴方はこの仕事をしてくださ〜い!お給料は〇〇万円で〜す!」って感じです。ジョブディスクリプションと呼ばれる職務の内容を詳しく記述した文書を会社と労働者の間で交わし、その内容に従って忠実に仕事をこなします。契約以外の仕事内容はしなくていいし、やるべきことが明確になっていて欧米ではこれがスタンダードです。

一方で日本で今まで用いられてきたのがメンバーシップ型雇用です。メンバーシップ型雇用とは、職務を定義せずに会社の中の幅広い業務を行う雇用形態のことです。この業務をしなさいといったような契約はなく、社内の命令された業務を行います。いわゆる総合職みたいな扱いのもので、細かく業務内容は決めれれていない感じの働き方です。新卒で一括採用され、年功序列・終身雇用制度が用いられ、転勤異動もあります。就社とも言われたりしていて、何があろうとも会社の命令に準じて仕事をしていきます。

ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用の違いはこんな感じです。なぜ今この2つが議論され、日本がジョブ型雇用に移行しつつあるのか解説します。

ジョブ型雇用の解説

ジョブ型雇用の導入が進むと様々な変化をもたらします。 日本ではメンバーシップ型が浸透しているので、その違いをしっかりと理解して、急な変化にも耐えうる準備をすることをお勧めします。

ジョブ型雇用とは職務内容をしっかりと定義し、年齢や年次に関係なく、その職務内容と報酬をしっかり契約する雇用形態のことです。 分かりやすく言うと、先に仕事があってそれに合う人材を見つけてきて契約して雇用するってイメージです。 今までの日本(メンバーシップ型雇用)であれば、いい人材を見つけて雇ってから仕事を与えていました。 ジョブ型雇用では、それが逆転して仕事にマッチした適材を見つけて雇用するって感じです。 つまり、ジョブ型雇用では一定のスキルがなければ就職が難しくなってきます。 会社はその人のスキルを評価して契約をするので、スキルがあることが前提となる働き方です。

ジョブ型雇用のメリット

労働者側:就職の際ミスマッチが減る(業務内容が明確)、自分の得意分野で働ける、仕事を選べる、専門性をさらに磨くことができる(市場価値が高まる)、転勤や異動がない。会社側:雇用のミスマッチが減る、教育コストがかからない、スペシャリストが養成できる。

日本が今ジョブ型雇用に舵を切った理由としては、従来のメンバーシップ型雇用(日本型雇用)が制度疲労を起こしているからと言われています。経済成長をしていない日本が、何の能力もなくただ年齢を重ねた人に高い給料を払うなんてことが無理になってきています。 だから40代〜60代の人がガンガン肩を叩かれて辞めさせられていってるんですよね。

ジョブ型雇用のデメリット

労働者側:仕事が無くなったら切られる可能性がある、スキルを磨き続ける必要がある、競争が耐えない、働かずに給料を貰っていた人が消える。会社側:より待遇のいい他社に人が流れてしまうリスクがある、仕事が属人化してしまいがち、契約範囲外の仕事をやってもらえない、導入には多大なコストがかかる。

でも、世界から見るとジョブ型雇用がスタンダードです。日本が特殊なだけです。市場原理が働き、弱者は淘汰されがちになってしまいます。

ジョブ型雇用によって起こる我々の変化

経団連の終身雇用・年功序列が難しい発言にもあるようにこのような制度は今後維持が難しくなります。今までのように、たくさんの新卒を一括採用して、コモディティ化(一般化)したスキルを身に付けさせても全く役に立たないからです。 これからは、会社のフェーズに合わせた人材の補填、プロジェクトにアサインするべきスキルを持った人の補充が一般的な採用になります。 従って、何の取り柄もない人、スキルがない人は仕事がだんだん無くなるでしょう。 更に拍車をかけるように機械化・AI化も同時に進むので、仕事が無くなる人はかなり増えます。

メンバーシップ型雇用の解説

次にメンバーシップ型雇用について解説します。 メンバーシップ型は日本の従来の働き方のことです。

メンバーシップ型雇用とは、職務を定義せずに会社の中の幅広い業務を行う雇用形態のことです。 今まで日本が行ってきた雇用と考えていただければイメージしやすいです。 仕事内容や勤務地、勤務時間に関する明確な規定がなく部署異動や転勤があります。 採用方法も新卒一括採用が主流で、ゼネラリストと呼ばれる広範囲にわたる知識を有している人を養成していきます。 ゼネラリストは広く浅く、スペシャリストは狭く深くって感じです。

これが今の日本の問題で、何の専門性も持たない人を大量に生み出してしまいました。 その結果20年以上会社に勤めながら、リストラされ再就職先が無いっていう40代、50代が急増します。 20年以上プロとしてお給料を貰っていたのに、何もできないってどういうことだよって感じですが、これは日本型雇用(メンバーシップ型雇用)が生み出した弊害そのものです。

メンバーシップ型雇用のメリット

労働者側:基本的に解雇がない(雇用が安定している)、勤続年数で年収アップが期待できる、転職せずに多様なスキルを身に付けられる。会社側:人材を柔軟に配置・異動ができる、忠誠心の高い人材が育つ。基本的にメンバーシップ型雇用のメリットは少ないです。 高度経済成長の時は、仕事に生きる人が多く、残業や休日出社が評価され、会社に忠誠を誓う労働者が多かったです。 そのような時代ではメリットが多くあったと思います。 しかし、価値観の多様な今の時代には明らかに合わない働き方だと感じます。

メンバーシップ型雇用のデメリット

労働者側:専門性の高いスキルが身に付かない、会社都合の転勤・異動がある、自分の好きな仕事ができない。会社側:人件費が高騰する、生産性が低くなる。今の日本の40代、50代のリストラのニュースで馴染みのある人も多いと思います。 メンバーシップ型雇用は成長期には良いですが、日本が衰退してくると保てない制度です。

ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用の違い

採用手法:メンバーシップ型は新卒一括採用メイン、ジョブ型は中途採用メイン。仕事内容:メンバーシップ型は総合的で幅広い、ジョブ型は限定的で専門的。求められる人材:メンバーシップ型は幅広い業務を行うゼネラリスト、ジョブ型は専門性の高いエキスパート。給与:メンバーシップ型は役職や勤続年数によって変動、ジョブ型は仕事の成果によって変動。異動や転勤:メンバーシップ型は有、ジョブ型は無。

今後の日本はジョブ型にシフトチェンジする

先ほどのTwitterの引用にもありましたが、大手企業が日本型雇用(メンバーシップ型雇用)から脱却しつつあります。 もっと言うと、メンバーシップ型雇用が限界を迎えているからです。 すでに、日立製作所、富士通、資生堂、KDDIなどがジョブ型雇用に舵を切りました。 更に来春から企業が本格的にジョブ型雇用を導入するべく本格的に動き出します。

結論、専門性の高いエキスパートになるしか無いと思います。あなたにしかできないor市場から重宝されるエキスパートになるべきです。 今までのメンバーシップ型雇用の広く浅くみたいなゼネラリストの価値は無くなりました。 これからの時代は、専門性を身に付け会社に依存することなく働くことが重要になってきます。

専門性の高い尚且つ市場から重宝されるスキルを身に付けるには、独学と転職が必要になります。 まずは、どんな仕事が市場から評価されるか転職エージェントに相談もありです。

いかがでしたでしょうか? これからの時代は自分の専門性を高め、会社に依存しすぎない働き方を選びましょう。

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