
ちょうさ
どうも
ちょうさです。転職エージェントとして3000人位の転職のお手伝いをしてきました。今はwebマーケティングの会社で広告運用をしています!
今回はキラキラしているようにみえる、WEBマーケティング業界のお仕事についてまとめておくです。
WEBマーケティングって言ってもめちゃくちゃ幅が広く、
- WEB広告(Google広告、Yahoo広告など)
- SNS広告(Facebook、Twitter、Instagramなど)
- SEO
- アフィリエイト
どの分野を生業にするかで変わってきます。
企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念
と定義されています。
ちょっと分かり辛いですが、実はマーケティングの定義ってまちまちで、有名な経営者、日本のマーケティング協会、アメリカのマーケティング協会など、微妙に違う解釈をしてたりします。
フィリップコトラーによれば、
「どのような価値を提供すればターゲット市場のニーズを満たせるかを探り、その価値を生みだし、顧客にとどけ、そこから利益を上げること」と言っています。
簡単に言うとWEBマーケティングとは、『消費者を集客し、サイト上に掲載された商品・サービスなどの購入を促すための活動』って感じで大丈夫かなと。
ここからようやく本題、WEBマーケターってどんな仕事をしてて、どんな1日を過ごしているのかを赤裸々に書いてみます。
私の場合はWEBの広告運用をやっているのですが、おそらく運用をやっているマーケターの人数が1番多いと思います。
WEBマーケティングがどんなものか気になっている方の参考になれば幸いっす。
まずWEBマーケターの仕事は多岐に渡りますが、広告運用をする人が多いと思います。
広告運用とは、
- Google
- Yahoo
- Facebook・Instagram
- Twitter
- TikTok
- SmartNews
などの媒体に広告を出稿し、マーケティング活動をすることを言います。
簡単に流れを説明すると、
- 広告を出したいA社から広告運用を受注(営業がやったり、運用者本人がやったりって感じ)
- 予算や目的をすり合わせる(目的とは販売訴求、見込み客獲得、プロモーション、LP斡旋など様々)
- どの媒体に広告を出すのか、期間はいつからいつまでか、クリエイティブ(広告部分のことでバナーとか動画とか)はどうするかなど詳細を詰める
- 媒体に広告をあげて、いざ運用開始
ざっくりこんな感じです。
ほんで、もちろんA社からのミッションがある訳です。
例えば、『月予算が¥100万円、資料請求を100人ゲットしてください』みたいな。
1人資料請求ゲットするのに¥10,000かけていいってことです。
専門用語で言うと、目標CPA¥10,000ってことになります。(CPAとは取得当たりのコストです)
つまりA社は、100万円広告費に投下して、100人の資料請求(見込み客)を獲得しても、利益が出る計算で広告を出しています。
これはLTV(Life Time Value、顧客生涯価値)と呼ばれる数値から導き出すことが多く、獲得した見込み客が生涯A社にいくらお金を落としてくれるかを過去の指標をもとに導き出します。
例えば、100人獲得しそのうち5人制約してくれます。(成約率=CVR5%)
顧客単価は70万円です。バイクか何かでしょうか?(80万円×5人=400万円)
原価率は40%なので、240万円の粗利、
240万円の利益−広告費100万円=140万円が最終的に残る利益。
みたいな感じです。
なので1人獲得するのに、¥10,000かかっても充分プラスになるように設計されてあるのです。
ここまでが広告運用の仕事内容の説明です。長い...
次章でWEBマーケターの1日を解説します。
ここからは、1日の仕事内容について紹介します。
会社によって分業制が進んでいるところもありますが、今回はイメージしやすいように全ての仕事内容をご紹介します。
朝は絶対にimpチェック
まず、朝出したら必ず毎日imp(インプレッション)をチェックします。
インプレッションとは広告の表示回数のこと。
広告運用において、広告がユーザに表示されないと何も始まりません。
ユーザーの目に届かないし、届かなければ次のアクションが何も生まれません。
なので、担当案件のインプレッション確認は毎日行います。(朝、昼、夜と確認する人もいる)
WEBの広告は基本的にオークション形式で運用されており、impって突然出なくなったりするんです。
例えば、『WEBマーケティング』という言葉をGoogle検索広告に出したとします。
すると下記のように4つの広告枠が出てきます。
この4つの広告枠はオークションの入札方式で、CPC(1クリック当たりの単価)で競われます。
Googleさんに、
『WEBマーケティング』って検索がされたときに、うちの会社はCPC¥100(1クリック当たり100円)で枠を買います!
って申請する感じ。
なので、競合がCPCを¥200とかに上げてきたらオークションに負けて、広告が表示されなくなり、impが全く出ないってことになります。
他社に金額で負けて要は広告枠を買えないんです。
だから毎日imp確認をするのです。
CPC・CPAのチェック
CPCとは(Cost Per Click)のことでクリック単価、CPAとは(Cost Per Acquisition)の略で取得当たりのコストのことです。
KPIの指標に置かれる異ことの多い両者の指標は必ず確認します。
先ほどの例を用いると、目標は月予算100万円で資料請求獲得100人でした、つまりCPA¥10,000(一人当たりの獲得金額)です。
例えばこのCPAが、¥12,000に高騰したらどうでしょうか?
100万円÷¥12,000=83人
目標の獲得人数に17人届かなくなります。
要因は様々ですが、CPC(クリック単価)の高騰、CVR(成約率)の減少などが考えられます。
ではなぜCPCが上がったのか、CVRが下がったのかの原因を突き止めなければなりません。
- CPC高騰の要因は、競合が入札を上げてきたためCPCが上がった
- CVR低下の要因は、クリエイティブ摩耗
このような要因をデータを基に分析します。
データと言っても、媒体からCSVを吐き出して、エクセルやスプレッドシートでちまちま地味に作業する感じです。
全く華やかでも何でもなく、死ぬほど孤独で地味な作業です(笑)
クリエイティブの作成・精査
クリエイティブとは広告部分です。
リスティングで言うとこの部分ですし、バナーとかを想像してもらえればわかりやすいかもです。
この部分もいくつかパターンを用意し、どれが1番クリックされるか精査を行います。
分業制が進んでいる会社であれば、クリエイティブを作ることはないのですが、小さい会社ではクリエイティブも運用者が作る場合があります。
私は非常に苦手な分野でした。
レポートの作成
月に1回、クライアント報告用のレポートを作成します。
今月はこうでした〜〜みたいな数値報告ですね。
このクリエイティブが効果がよく、これが悪かった、次月はこうしましょうみたいな内容です。
そのレポートをもとに、クライアント、営業担当、運用担当で作戦を練ってまた来月の運用に活かすみたいなサイクルです。
数値分析はすごく地味な作業
![]()
WEBマーケターは上の章で話した数値の分析が主な仕事になります。
そんで、その分析なんですけどめっちゃ地味なんです。
まず、出稿している媒体からCSVデータを取り出します。
要はGoogleとかTwitterとかFacebookから、昨日までの最新のデータをエクスポートするんです。
そんで、金持ち企業なら専用の分析ツールにペタッと貼り付けるだけでいいのですが、このツールが高いんです。
そんなツール持ってないよって企業は(私の会社)エクセルとかスプレッドシートとかに貼り付けてちまちま数値を算出します。
これが大変なんです…
エクセル、スプシ重くなるし、関数間違ったら違う値を参照するし、本当に地味な作業です。
エクセルマスターになれます。
この作業を、WEBマーケターなりたいって人が見ると半分くらいやめるんじゃないかと思います(笑)
それくらい地味な作業です。
大体のWEBマーケターの1日はこんな地味な感じです(笑)
でもね、朗報があるんです。
この仕事って儲かります。
WEBで販促をしたい会社はたくさんあるけど、それをできる人が少ないからです。
要は需給バランスが悪いんです。
コツを掴むまで難しいんですよね、運用って、ミスもたくさんするし、普通に配信事故とか起きるし(笑)
そんで、2022年現在の運用の相場って、だいたい運用額の20%なんです。
つまり企業から100万円の運用を受注すれば20万円、1000万円だったら200万円がこちらに自動的に入るシステムです。
すごく美味しいし、フリーでやっている人もたくさんいます。
それがWEBマーケターのお仕事です(笑)
スキル身に付けてみてはいかがですか?
マーケティングおすすめっす、是非手に職を!
それでは、See you next time!!