古文・漢文は、センター試験以降、全く使わない人が多数なので、「お金の貯め方」「生活保護、失業保険等の社会保障の取り方」「宗教」「PCスキル」の教育と入れ替えたほうが良い派です。
古文漢文はやりたい人が学問としてやればいいだけで必須にする必要ないかと。 https://t.co/jrdrvSGtti
— ひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hirox246) February 18, 2021
少し前に話題になったひろゆき氏のツイート。
賛否あるのは分かるのですが、義務教育で学んだことって社会に出て役に立たないことも多いですよね。
古文、漢文なんかはその最たるもので、マジで役に立たないし、もっと先に学ぶべきことあるだろと思っちゃいます。
金利の計算もろくにできないのに、平気で35年ローンをホイホイ借りちゃう人が山のようにいたりする日本で、古文漢文がそれより重要だとは思いません。
現代社会で生き抜くための知識や教養を教えることの方が重要だと私も感じています。
お金のこと、税金のこと、セーフティネットのこと、古文漢文より重要じゃないでしょうか?
「習熟度がバラバラの30~40人を一度に教える集団教育自体が、時代遅れで不幸なシステムで、明治(時代)以降、西洋のいろんな制度を取り入れて、この国は発展してきたんですけど、その時に教育制度も西洋から取りれましたよね…ほとんど変わってないですよね。150年以上変わってないです」
といい、「最もシステムが遅れているのが教育制度といっても過言ではない」と主張。
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日本のおかしな教育は今の時代にそぐわない
教育って歴史が深いんですが、今の教育の原型はフランス革命の時にできたと言われています。
当時フランスでは国民国家って概念が誕生します。
国民国家とは、国家内部の全住民をひとつのまとまった構成員(=国民)として統合することによって成り立つ国家のことです。
今までは王族や貴族がいて、それを守る傭兵がいて、一般の農民や市民や奴隷がいるみたいな構図だったんです。
それが壊れて、国民国家の概念ができると、農民や一般市民はようやく『私たちの国家』ができたと喜びます。
なので、みんな必死に国を守ったり、家族を守るために戦い、帰属意識も芽生えます。
『今までは虐げられていたけど、ようやく自由な私たちの国ができたわ、これを守っていこうぜ』みたいな感じ。
フランスでは義勇兵も組織され、国を守るための規律や教育制度ができます。
日本では海外留学などからその情報を知った高杉晋作らが、市民や農民も加わった奇兵隊を作ります。
んで、その兵隊さん達を取りまとめるには、個性は尊重されず、協調性や集団性を重んじるようになるんです。
その方が扱いやすいからね。
集団行動、個性は認めない、協調性を持つ、規律を重んじる、兵隊をまとめるために生まれた考え方、これが今の教育の原点って言われています。
教育制度の移り変わり
日本の教育制度は明治5年の学制が起源です。
先ほど述べたように、国に忠誠を誓う(国民国家の概念)、協調性がある、集団行動ができる、兵隊の種を育てるってのが大きな目的。
だから個性なんて必要なくって、協調性が最重要項目で、輪を乱すものは怒られる。
日本には、【外れ者、はぐれガラス、はぐれ狼】って言葉があるくらい、集団から外れることを悪と思う習慣ありますよね。
言葉になるくらい根付いているし、昔は兵隊を育成するためにそれが大事だったんです。
時代が変わり戦後の高度成長の時には、企業戦士を育てるのに学校教育は便利になります。
企業の駒として従順に働いてくれる戦士を大量に育成することは、兵隊を育成することと何ら変わりません(笑)
基本的に教育の内容は同じで、戦う場所が戦場か企業になっただけです。
教育の根幹って変わってないんです。
そんなのが今の時代にマッチするとは到底思えないです。
徐々に炙り出された教育のおかしな部分
校則って人を画一的にするし、協調性のある人を養成するシステムの最たるものなんですよね。
前髪は眉毛にかかっちゃダメ、男子は耳に髪がかかったらダメ、髪の毛は全員黒みたいな。
制服もしっかりと着こなして、髪型まで同じで、集団で同じ授業を受けてetc...
よくよく考えたらめっちゃ怖くないですか?個性はどこへいったの?笑
よく現代社会でまかり通ってるなと感じます。
しかも、『何のための校則なのか』『この校則の意味は何なのか』これを説明できる先生すらいないですよね?
大事なお金の稼ぎ方、お金の使い方、税金の授業がない
そのうちの半分以上の約52%が預貯金として保管されています。
貯金が正義と信じ込んでいる日本人は「貯蓄好きな国民」と揶揄されたりもします。
これ先進国ではもちろんワースト記録で、貯金って本当にいいことだと思います??
貯蓄に回った瞬間、そのお金って死んだお金になるんです。
経済に何ら影響を与えない死んだお金です。
役に立つとしたら、個人の安心材料程度でしょう。
これじゃ世の中は回らないです。
多少の貯金はいいとは思いますが、日本のように過剰な貯金は良くないです。
あと、投資=ギャンブルとかって思います?
資本主義では、企業が活動をするために資金を集めます。
そのために株を発行し、たくさんの人や企業に買ってもらいますよね。
そして、その資金を元手に企業は成長していきます。
これからの教育で必要なこととは?
結論を言うと、
答えのない課題に向かって、どう解決するか、どう答えを求めるか、クリエイティビティ要素の教育が必要です。
でも今の日本の教育では明らかに無理っす。
例えば、
1+1=□ こんな問題を解いてもマジで無意味な時代です。
□+□=2 みたいな答えがいく通りもある問題を教育していかなければいけません。
林先生の言葉を借りると、
まず、□+□=2みたいな問題をやらせることが多様性を認め育てる第一歩かなと。
あとは、ITリテラシーや金融リテラシーなども大事なんですが、過去に固執しすぎない変化に対応する能力が必要かなと思います。
もう流石に笑う。
河野氏要請の省庁ファクス全廃 反論殺到で断念(北海道新聞)#Yahooニュースhttps://t.co/9qWJvlRZyn
— 土屋尚史 / Goodpatch (@tsuchinao83) July 9, 2021