ちょうさ
どうもfa-twitterちょうさです。転職エージェントとして3000人位の転職のお手伝いをしてきました。今はwebマーケティングの会社で広告運用をしています!
先日、後輩から突然連絡があり『7年間続けた仕事辞めて転職を考えている。どうすればいいか』的な相談を受けました。
詳しく話を聞いてみると、創業間もない知り合いの会社を手伝うことになり、大学を卒業後7年間働いてきたと。
創業後すぐだったこともあり、社会保険や厚生年金などが整備されておらず業務委託のような形で月に20万円程の給料で働いてきて、その状態が7年間も続いていたとのこと。
『なんでその状態で7年間も働いたの?』と尋ねると、『仕事が楽だったから』との回答が。。。
『転職するにもスキルが必要だから何か出来ることは?』と尋ねると、『商品の集荷や配達が主な仕事だったので、殆ど身につけたスキルはない』と。。。
それで30歳を過ぎて少し焦りを感じ、転職を考え始めたって感じでした。
なかなかヘビーなお悩み相談でしたが、人生を変えたければ行動するしかないので、スキルを身に着けて頑張れよってアドバイスしました。
んで、ここで私が感じたことは2つ。
- 楽な仕事を続けたらロクなことにならない
- 人間楽な方に流れたらなかなか変えられない
ってこと。
この辺りを中心に感じたことを書き留めておきます。
楽な仕事を長年続けた人の末路
そもそも人間が変化を嫌う理由はホメオスタシス(恒常性)という身体の働きに理由があります。
変化にはストレスが付き物。
ストレスを受けないように、人間の脳は極力変わらないように働きかけているのです。
それがホメオスタシス、簡単に言うと本能的に変わりたくないってこと。
だから、このままじゃマズイと分かっていても変われない、色々悩んでも一歩踏み出せない、こんな人が多いのは人間の本能の影響です。
今回相談を受けた、"楽な仕事"についても同じことが言えます。
このまま続けたらマズイって頭では分かっています。
しかし、楽な現状を壊したくないというホメオスタシスの働きにより、結局何も行動ができずズルズルと現状のまま過ごしてしまっています。
その結果手のつけられない状況になってしまっている人も多いですよね。
あとね、楽な仕事はそう遠くない将来無くなってしまうと思うんです。
AIの発達、機械化の波に真っ先に飲み込まれるのが楽な仕事でしょう。
楽な仕事を続けるとロクなことになりません。
極端かもしれませんが、楽な事を続けた人ってなかなか抜け出すことができず、一種の麻薬に近いなとさえ感じました。
頭では分かっているけど行動できないみたいな、、
一度楽な方に流れてしまった人はなかなか元には戻れません。
社会で使えない人材に成り下がってしまいます。
楽して儲けている人がいるのはなぜなのか?
ここで、『楽して儲けている人がいるのはなぜか?』って疑問が出てきます。
確かに、世の中にはそういう人も一定います。
例えば、仮想通貨のビットコインは2016年頃は1ビットコイン6万円程度、今は1ビットコイン500万円とか、直近の高値では600万円を超えています。
当時買っていた人は今売れば100倍近いお金を稼ぐことができています。
まぁ楽して儲けることができますよね。
でもね、こういう人は
- 情報収集能力に長けていて、先見性を持っている
- 資本をある程度持っている
- 楽して儲けた後は、また新しいことを探している
楽して儲かっているように見えますが、それなりに秀でている能力を持っていることがほとんど。
凡人の金無しが挑んだところで、お金は溶けて消え失せます。
資本主義ってそんなもんです。
あと、スピードも死ぬほど重要で先行者利益があります。
例えばアメリカのゴールドラッシュ、金が見つかる場所をいち早く見つけた人はガッツリ儲かるでしょ。
最初に見つけた人があらかた取り終えた後に、金粉みたいな小さな金を拾い集めてもそんな儲からないでしょ。
YouTubeも同じで、今からヒカキンよりクオリティの高い動画を上げ続けてもヒカキンには追いつけない。
それは先行者利益の恩恵を受けているからです。
楽して儲けるのは不可能ではないですが、先見性とスピードと財力が必要です。
楽な仕事がしたいのか仕事を楽にしたいのか
私は転職エージェントで3000人近くの求職者のサポートを経験したことがあります。
楽な仕事は将来的に機械やAIに代替されてしまう可能性が高く、あまり長くすることはお勧めしません。
『楽な仕事をしたい』っていう発想は捨てて『仕事を楽にしたい』って考えを持つことをお勧めします。
言葉遊び的ですが、『仕事を楽にしたい』って生産性を上げることと同じで、どの分野に就職しても通用するスキルだと考えています。
仕事を楽にしたいから自動レジが導入されているし、工場に機械が導入されています。
もっと遡ってみると、仕事を楽にしたいからプログラミングがあるのです。
楽な仕事をしたいと考えるよりも、仕事を楽にしたいという思考で仕事に挑むと成長もできるはずです。
楽な仕事をやっちゃっている人は、変化が必要な時代です。
- おすすめの転職エージェント
いかがでしたか?
楽な方に流れないように、強い意志を持って仕事をしましょう。
それでは今回はこの辺で、See you next time!!