今回は正しい努力について書き留めておきます。
世界的に有名な王貞治さんは、
非常に説得力のある言葉を残していたり。
一方でイチローさんは、
という言葉を残しています。
努力に関しての感じ方は人それぞれですが、僕は努力の方向性を定めないと成功しないように感じています。
例えば昔は闇雲に行動すれば結果がついてきたり、モノを作れば売れるみたいな時代がありました。
ざっくり日本のモノ事情を振り返ると、
- 高度経済成長期はモノが不足していたので、とりあえず作れば売れた
- 次第に国民が豊かになってくると高品質なモノが支持されるようになった
- 次の時代には高クオリティの商品よりも消費者ニーズを満たす商品が売れるようになった
- 最近はモノを所有せず利用することに価値が発見され、利用できるモノ(サブスク)が売れるようになった
日本企業がこの30年衰退しているのは、間違った方向に努力をしているからだと思います。
2番目頃までは良かったのですが、3番目以降は消費者心理を無視して技術が高ければ売れると間違った方向に努力をしてしまいました。
4Kテレビで充分きれいでしたが、 8Kや16Kなどどこが変わったか分からないテレビをどんどん開発し、消費者心理を無視し続け赤字になりフォンファイに売られたSHARP、
白物家電のオアイオニアとして君臨し一時代を築くも、DVD事業からの撤退、携帯電話事業の売却、粉飾決算、メディカルシステムの売却、レグザ売却、などダイエットをしまくる東芝など、
時代を読めずに『物を作れば売れる』と慢心し、間違った方向に努力した企業の成れの果てだと思います。
今回は努力が報われない人に正しい努力について解説します。
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頑張って努力しても報われない人が陥っている罠
こんな感じだと思います。
市場を理解していない
努力が報われない人の特徴として市場理解が乏しいことが挙げられます。
例えば、YouTuberになってヒカキンみたいに稼ぎたいと思って、ヒカキンよりもクオリティの高い動画やヒカキンより面白い動画を頑張って製作しても、ヒカキンのように稼げないですよね。
これは先行者利益が働いているからです。
もう1つ、本を出版して歴代ベストセラーに名を残したいと考えて努力しても今の時代に本は売れないですよね。
デジタルが普及したの世の中で本の需要がなくなってきているからです。
こんな感じで市場を理解していない努力は無駄になりがちです。
努力が報われるためには市場理解が必要不可欠です。
弱みを努力している
『努力は夢中に勝てない』と言われますが本当にその通りだと思います。
自分の弱みを努力で磨いても、夢中でやっている人には勝てません。
イチローさんが、
と言っているのは正にこのことだと思っています。
努力と思っているうちは勝てません。
何事も夢中になって没頭することにより成果は生まれるのだと思います。
努力のものさしの違い
これは僕が中学生くらいの頃に実際に経験したことです。
テスト前って部活が休みになったりして、テスト勉強をしますよね。
僕は全く勉強していなかったので仲間を探すために友達に、
って尋ねました。
すると友達は『全然してない』と言ってましたが、テストの点数が良いのです。
そんなやり取りが何回か続いたので、友達に家に帰ってからの行動を詳しく聞きました。
彼はテスト期間で部活が無かったので、部活に充てていた3時間を勉強していたって感じでした。
彼のものさしは、3時間の勉強=勉強していないでした。
僕のものさしは、0分の勉強=勉強していないでした。
努力のものさしって人によってめっちゃ違います。
人の意見にあまり左右されずに自分のベストを尽くすのがいいですね。
実現可能性があるから努力し苦しむ
これは完全に受け売りなんですが、吉本所属のダンサーでIsoppって人がいます。
世界大会での優勝経験もあり、日本内外で活躍しています。
最近では自粛犬のクリエーターとしても有名です。
彼は後縦靭帯骨化症という難病を克服した経験から、独自のISSOPメソッドなるものを創り多くの学校で講演活動も行っています。
彼の言葉を借りると、
新幹線を片手で止めることなんか不可能だから、努力しようとも思わないし、そんなことで悩まないでしょ。
微妙に手が届くところにあるから、努力するし悩むんだ。
と語っています。
本当に心理だと思っていて、実現可能性があるから努力し悩み苦しむんだなと実感させられます。
正しい努力とは?
正しい努力とは何なんでしょうか?
答えは簡単で、PDCAを回しながら努力することです。
PDCAは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字のことで、やみくもに行動(Do)ばかりしていても、徒労に終わる可能性があるのでしっかりと計画を立ててから努力をしようってことです。
これがPDCAサイクルです。
詳しく解説します。
PDCAを回しながら努力する
- Plan
まずは努力をして何を成し遂げたいのか実行計画を決めます。
それが実現可能かもしっかりと思考します。
例えば40歳でプロサッカー選手になりたいとか、無理な計画は無駄な努力になってしまうので、しっかりと実現可能性を考えます。
実現可能性を考えた計画がマストです。
- Do
計画を立てたらそれを実行に移します。
- Check
実行した内容の評価を行います。
計画から逸脱したり、なぜ計画通りにいかなかったのかの要因分析を行います。
Planの精度が悪かった理由をここで評価します。
- Action
分析が終わったら改善を行います。
Checkでの要因分析を元に改善し、今度こそPDCAサイクルがしっかりと回るようにします。
これがPDCAサイクルを回した努力=正しい努力です。
ここで努力に関してのおすすめの本を1冊だけ紹介します。
マーケット感覚を身に付けようという本で、マーケット感覚を持ちながら努力をすると飛躍的な成功が収められます。
それではこの辺で、See you next time‼