印刷業界の将来が本当にやばいな~と感じ、明治時代に廃刀令が出された時の刀鍛冶に似ているなと思いました。
廃刀令が出され原則刀を持つことが禁じられ、刀鍛冶は包丁鍛冶になったりはさみ職人になったりしましたが、殆どが廃業に追い込まれました。
刀鍛冶は絶滅危惧種並みに減っています。
印刷業界でも似たようなことが起こっていて、紙の使用量が激減し紙・パルプ業界は苦戦をしています。
基本的に需要が無くなれば、その業界は潰れます。
今回は印刷業界で働いている人へのメッセージです。
タップできる目次
デジタル化が印刷業界をオワコン化させる
印刷業界は、デジタル化によって大きな変革期を迎えています。
従来、印刷会社に発注していた多くの企業が、デジタル印刷の手段を選択するようになりました。
実際に印刷業界の売り上げは右肩下がりとなっています。
デジタル印刷の普及は、従来の印刷業界にとって大きな問題であり、デジタル化が進むと物理的な印刷が不要になります。
顧客は、印刷物を物理的に保管・管理する必要がありません。
その代わり、オンラインで簡単に注文でき、数分以内に結果を得ることができます。
さらに、技術の進歩により、デジタル印刷は迅速かつ費用対効果の高い、高品質なドキュメントや資料を簡単に作成することができます。
デジタル印刷の普及に伴い、従来の印刷サービスの需要は減少しています。
その結果、印刷業界は厳しい状況に直面しています。
受注が減少し、ビジネスがうまくいかなくなったため、従来の印刷会社の多くが閉鎖や大規模なレイオフに直面しています。
これは、印刷業界の将来がオワコン化することを意味しています。
印刷業界は変革が急務
従来の印刷サービスの需要が減少し、印刷会社の競争力を維持することが難しくなっています。
そのため、印刷業界では変革が急務となっています。
印刷会社が生き残るためには、デジタル印刷サービスを提供することにシフトしなければなりません。
デジタル環境への対応
印刷会社が生き残るには、デジタル領域への移行を速やかに行うしかありません。
そのためには、新しい技術やトレーニングへの大きな投資が必要で簡単なことではありません。
明治時代の刀鍛冶同様、包丁鍛冶への転身や早めの損切り(廃業)などを選択肢に入れなければなりません。
また 新技術への投資だけでなく、印刷会社は顧客へのアプローチ方法も変えなければなりません。
これには、デジタル注文や注文の追跡、顧客データベースへのアクセスなどのデジタルサービスを提供することが含まれます。
これが、競争に勝ち残り、顧客のロイヤリティを維持する唯一の方法なのです。
今印刷業界で働いている人はどうすればいいのか?
個人的には選択肢は2つあります。
①つ目は印刷業界に残り他の人と差別化できるスキルを身に付ける
➁つ目は早々に見切りをつけて成長している産業で働く
詳しく解説します。
印刷業界に残り他の人と差別化できるスキルを身に付ける
印刷業界で生き残る選択肢を選んだ方は、複数のスキルを身に付け会社に貢献することが求められます。
たとえばDTPオペレーターだけをやっていた人は、デザインや顧客折衝など上流工程まで一気通貫でできるスキルを身に付けると重宝されます。
他にもデジタル領域の仕事や、Web周りのスキルを身に付けることで、印刷業界で生き残りやすくなると思います。
見切りをつけて転職する
印刷業界はトレンド的に衰退していく産業です。これは誰にも止めることができない事実です。
いくら頑張っても給料が目覚ましく上がることは期待できません。
そうであれば、成長産業に転職するのも一つの選択肢です。
IT系、デザイン能力を活かした仕事も可能なはずです。
- 成長産業で働くと給料が上がりやすいです、エージェントに相談してみよう
未来を守るための行動をする
デジタル化によって印刷業界の将来が危ぶまれることは明らかです。
競争力を維持するために、新しい技術やトレーニングへの投資、顧客サービスアプローチの転換、提供するサービスの多様化などが必要です。
もしあなたが印刷業界で働いていて、起こりつつある変化に備えたいのであれば、一番良いのは情報を入手することです。
業界の最新トレンドやテクノロジーについて学び、それが自分の将来を守るためにどのように活用できるかを知るために、対策を講じることです。
変化する市場に対応し、将来に備えるために、是非行動を起こしてみてください。
それじゃ、See you next time!!