公務員の転職サイトへの登録が過去最高になった理由とは?

ちょうさ
先日ダイヤモンドオンラインのニュースで、公務員の転職サイト登録が過去最高という記事がありました。

 

 

 

安定しているはずなのに何でだろう?

 

そう思う一方で、

 

リスクモンスター社が2019年10月実施した、

「大学1、2年生が就職したいと思う 企業・業種ランキング」 調査 では、

 

1位:地方公務員

2位:国家公務員

3位:グーグル

4位:アマゾン

 

 

このような調査結果が明らかになりました。

 

公務員になりたい大学生が殆どなのに現役公務員が転職サイトに登録した数は過去最多と大きく矛盾していますね。

公務員って簡単になれるものではなく、公務員専門学校に通ったり、難しい試験を突破したり、すごい倍率を勝ち抜いてなるものです。

 

安定しているし、公務員は鉄板と思って就職したはずですが、なぜこのような事が起きているのでしょうか?
少し考えてみます。
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公務員の転職サイト登録が過去最高になった理由とは?

今の40代、50代、60代が生きてきた時代と、私たち20代、30代が生きる今の時代は全く別物です。

『公務員は安泰』『大企業は安心』という時代はとうの昔に終わっていて、過去の常識が一切通用しない世の中になりました。

 

コロナ禍で国民に10万円配布するのに途方もない時間がかかり、未だに紙とファックスを使用し、USBが分からないIT大臣がいたり、IT化と呼ばれているもののやっとハンコを無くしつつあり、この国のIT化の遅れと言ったら半端ないです。

 

官僚や公務員になる学生は優秀です。

そんな彼らが公務員になった時に『あれ、これって目指していたものだっけ?』と疑問を抱くのも無理はありません。

 

そんな時代にだらこそ、公務員の転職サイトの登録が過去最高になり、若い優秀な官僚は『このままではいけない』と気付き始めているのです。

公務員の仕事内容がつまらない

難しい試験をクリアして入職するのですが、実際の仕事とのギャップが激しいです。

少しのミスでも許されず、市民からの批判やバッシング、クレームが多く、疲弊している人も多くいます。

 

組織内では、昔からの慣行や訳のわからない仕組みや制度に従うしかなく、単純作業的な仕事の繰り返しが多いです。

やりたい仕事に就ける可能性も低く、定期的な異動があるので専門性が身に付きにくい環境です。

税収が減り、公務員の収入源が減る

公務員のお給料は税金から出ています。

これから日本において税収が増える見込みってあると思いますか?

 

日本では人口が減少しており、特に生産年齢人口(15歳〜65歳)の人口が減り、65歳以上の高齢者が増えています。

つまり、頑張って働いて税金を納める年代が減り、社会保障などの税金を喰う65歳以上の年齢が増えています。

さらに、

 

日本は世界でも例をみない債務残高の多い国です。

これからますます国の借金が増えるのに返す見込みも乏しいです。

公務員の原資である税金はどこに今後補填されるのでしょうね。公務員の給料だと思われますか?

働き方に自由度がない

原則的に副業禁止です。

一部の自治体では収入アップを目的としない副業は解禁されていて、本業以外のスキルや知識の獲得、地域貢献、人脈を広げる意味合いでOKはされています。

ちょっと意味がわからないですが、行政的な縛りが凄いです。

業務内容の方では、既に仕組化された仕事が多いです。自分の新しいアイディアや、新しいルールの創造、そう言った仕事は殆ど難しいのが現実です。

 

頑張って働いてもなかなか給料が上がらない

公務員は安定はしていて、年功序列的に給料は上がっていきますが、基本的にみんな横並びです。

日本型雇用と言って、新卒一括採用、横並び主義がまだ根強いです。

 

裏を返せば公務員は頑張っても頑張らなくても給料はさほど変わりません。

そういう面では安定なのでしょうが、自分の給料の額が30年先まで分かるというのも若者が離れる原因です。

市場価値に繋がるスキルが身に付かない

基本的には仕組み化されたルーティンワークが多いです。

公務員で身につくスキルは基本的に行政組織の中でしか通用しないスキルです。

 

その多くが文章作成や事務系のスキルです。

民間企業の事務系の求人の殆どは、契約、パート化されていて、市場スキルとのギャップが大きいです。

自分の市場価値が上がらないのを不安に思う若者は多いはずです。

少子高齢化、人口減、テクノロジーの発展で仕事が減る

これはどの業界でもそうですが、テクノロジーの発展で仕事は減ります。

 

特に、単純作業系の仕事は機械に取って替わられると言われています。

工場系、事務系は特に仕組み化されたルーティンワークなのでその可能性が高いです。

 

変化を拒む体質で現代社会とミスマッチ

利益を全く追求しない組織なので、基本的に与えられたタスクをミスなくこなすことに長けています。

その為、今までのやり方で充分で、新しいことを覚えるとミスが増える、リスクを犯さないなどの観点から極端に変化を嫌います。

テクノロジーの発達した現代社会とは真逆の世界です。

冒頭で触れた、現役の公務員が転職したがるのも無理はありません。

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なぜ大学生は離職率が上がっている公務員を目指すのか?

公務員になったのはいいものの、仕事にやりがいを感じることができずに辞める人が増えてきています。
さらに公務員の原資である税収も今後増える見込みがないのに、なぜ現役大学生は公務員を目指すのでしょうか?

公務員は安泰と勘違いしている

財政破綻する自治体が存在したり、超高齢化社会、人口減で税収が落ちる、なのに公務員が安泰と勘違いしている学生が非常に多いです。
よく考えてみると、私が小学生の頃は非正規の先生ってほとんどいませんでした。
しかし、高校生になった頃から急増し今では非正規の先生は非常に多いですよね。
市役所の窓口も同じです。非正規の募集が後を経ちません。
日本は1994年から2017年までの23年間で約35万人公務員を減らしています。

 

理由は言うまでもなくコストです。

ここまで縮小衰退している仕事に魅力をまだ感じますか?

現状を全く知らない

地方自治体は財政難が多く、財政難で最初にテコ入れされるのは人員です。

 

人件費を削る為に、正規採用は減り、非正規採用が増えます。おまけに人口減で税収が回復する見込みも薄いのです。

このような場合、正規雇用の負担が増え、公務員の仕事は激務になるでしょう。

正規の職員が離職するのも頷ける構図になっています。

親や周りの価値観の強要

今の70代、60代、50代は公務員=安泰の時代で生きてきました。

親の時代もそうだと思います。

 

目上の方の意見に耳を傾けるのも大事ですが、その方が生きてきた時代と今は全く違います。

少し情報を収集して自分の頭で考えればそれは分かります。

是非自分の頭で冷静に考えてみてください。

 

安定な組織や会社は無い、安定的に稼ぐ事ができるスキルを持った人はいる。

 

ここを理解して欲しいと思います。

See you next time!!

 

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