エージェント時代に求職者から1番多く受けた質問が、
- IT系の転職って何歳からでも遅くない?
- 何のスキルもないけど大丈夫?
- IT系に転職してメリットとかデメリットはある?
こんな感じの質問です。
今回はIT業界をご存知ない方にも分かるように、IT系の転職 How toをまとめてみます。
これさえ読めば、
- IT業界の凄さが分かる
- IT系に転職するメリット・デメリットが分かる
- IT系に転職する方法が分かる
この状態を目指します。お付き合いください。
タップできる目次
ITは必要不可欠(大前提)
Google、Apple、Facebook、Amazon、をGAFAと呼んだりしますが、大前提としてこれらのサービスは生活に欠かせないものになっています。
これから10年先まで伸びる業界を予測【2022年版】に記載しましたが、IT系の企業は今後もさらに伸びていき、GAFAは国家予算すらも遥かに凌ぐ売り上げになっています。
IT系の企業の成長は著しいです。
その流れは日本でも加速します。
2020年に日本で上場した企業は93社ありました。
そのうち情報通信(IT関連)に分類される企業は37社ありました。
しかし、金融に分類されたWealthNavi、サービス業に分類された東京通信など、ITの力を用いた企業は他にも多くあります。
全体の2/3以上はITの力を駆使した企業になります。
今世の中で何が起きているのかと言うと、アナログからデジタルのシフトチェンジです。
- PayPayはお金を使わずに決済をデジタル化
- メルカリはフリマをデジタル化
- WealthNaviは投資を自動化
こんな感じで全ての分野でデジタル化が進んでいます。
デジタル化していない領域も、そのうちデジタル化の波が押し寄せます。
だから、まだまだITの領域は伸びていくし、その業界の人材の需要が高いのです。
IT系で働くメリット・デメリット
IT業界で働くメリットとしては、
- 業界が伸びていて給料が上がりやすい
- 専門性の高いスキルが身につく
- 自由な働き方が実現できる
- 副業や独立がしやすい
- 転職がしやすい
IT業界で働くデメリットとしては、
- 変化が著しく安定思考の人には不向き
- 基本的に実力主義
- 自分で仕事を創っていかなければ意味がない
メリット①業界が伸びていて給料が上がりやすい
IT業界が伸びているのは、GAFAの成長や日本の上場企業の種類で理解いただけたと思います。
日本における業界別の平均年収をグラフを化してみました。
1位は電気・ガスなどのインフラ系の業界で年収は824万円、2位が保険金融で627万円、3位が情報通信業界で599万円でした。
令和元年の段階でIT系の業界は第3位の年収でした。
保険金融はIT化によりこれからどんどん衰退していく業界なので、IT系が順位を越す日も近いです。
時代の流れにのっている業界なので、成長も著しく資金も潤沢です。
IT業界で働くと、給料としてその恩恵を受けることができますね。
メリット②専門性の高いスキルが身につく
働く人が提供する価値には2種類あると思っています。
- 会社内で評価される価値
- 会社の外(市場)で評価される価値
皆さんは何を身に付けていらっしゃいますか?
例えば、
- イオンで3年働き、イオン内の仕事は基本的にできる
- IT企業で3年働き、基本的なプログラミングスキルはできる
当然後者の方が市場から評価されますよね。
前者はイオン内で評価されますが、市場からは評価されません。
IT業界で会得したスキルは、社内の評価はもちろんですが市場からも評価されるスキルになります。
これがIT業界で働くメリットです。
専門性の高いスキルが身に付き市場価値が高くなっていきます。
メリット③自由な働き方が実現できる
コロナ禍でリモートワークが普及しましたが、私は2018年からリモートワークをしています。
基本的に場所を選ばないリモートワークは、IT系の仕事と相性が良いです。
パソコン1台で仕事ができるので、場所はどこでも良いんですよね。
場所の制約がないので、地方移住やワーケーションに最適です。
あと、時間の余裕も出てくるのでワークライフバランスの実現が可能です。
メリット④副業や独立がしやすい
IT系のスキルを身につければ、会社に依存した働き方から脱出もできます。
自分で仕事を受注したり、何かを発信しお金を稼ぐことが可能になります。
クラウドワークスやランサーズをみたら分かりますが、IT系の仕事が簡単に個人で受注できます。
会社に依存しすぎないってのがいいですよね。
IT系の仕事は、収入の軸を増やしてくれるし、リスクヘッジにもなります。
メリット⑤転職がしやすい
先程、IT系のスキルは社内の評価と同時に市場からも評価されると記載しました。
市場から評価されるスキルを持つと、引く手数多になります。
つまり、転職がしやすいです。
今よりもっと条件の良い企業に就職もできるし、もっと言うとスキルが高いので企業と対等の力を持つことができます。
年収交渉、待遇の交渉、何でも求職者の思いのままになります。
こういう働き方の人を、ゴールドカラー労働者と言います。
デメリット①変化が激しく安定思考の人には不向き
IT系の会社に3社勤めましたが、どこも変化は早いです。
昨日決まったことが今日変更になるみたいなことは当然だし、PDCAの速さが尋常ではありません。
安定したいって人には不向きです。
しかし、面白いことに安定思考の公務員の転職サイトの登録が過去最高となりました。
【おすすめ記事】公務員の転職サイト登録数が過去最高、「ヒマで安定」が激変の悲哀 https://t.co/Uzc7G7eIz6
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) September 12, 2020
沈みゆく船にしがみつくのか、変化に順応するのか、どちらが良いでしょうか?
どちらも大変ですが、スキルが身につく方が私は良いかなと思います。
デメリット②基本的に実力主義
基本的にIT系は実力主義です。
個人的にはこれが企業の本来の姿だと思っています。
年功序列を長年続けた日本が抱える問題は、収入と生産性の乖離です。
仕事ができなくても長年勤めたというだけで給料が上がっていき、その結果早期退職を募るっていう訳のわからないことをしています。
私も経験があるのですが、『何でこの人こんなポストにいるんだろう』『おっさんのITリテラシーどうなってんだよ笑』って大企業に勤めていたときは思っていました。
世界から見ても、この年功序列・終身雇用は異例です。
今までの日本がおかしかった、これからが普通に戻るって捉えています。
逆に考えれば、成果さえ出せば良いので前向きに捉えましょう。
デメリット③能動的でなければ意味がない
受動的だったり、お膳立てされた仕事をこなすってだけではダメです。
いくらIT系とは言え、決められたオペレーションを淡々とこなすだけではスキルは上がっていきません。
『IT系に転職成功した、わーい』ではなくて、そこからが戦いです。
決まったオペレーションの中にも改善点が無いか、新しい工夫はできないか、自分の頭で考え続けましょう。
IT系は日進月歩なので、現状維持=退化とも言われています。
ちょっとシンドいかもしれませんが能動的に働く必要があります。
特に理由がなければIT系で働くべき
私は運送屋さんで肉体労働を5年程していて、ダブルクリックしかできませんでした。
26歳のとき一念発起してPCを買い、寿司打でタイピング速度を上げ、ドットインストールで独学しIT系の会社に転職を成功させました。
理由は、
- 運送屋さんの先輩の給料が絶望的
- 将来が不安だった
- IT系が伸びていたから
だったからです。
その当時は何となく選んだIT系の業界ですが、今は本当に選んでよかったと思っています。
スキルの向上、自由な働き方、副業ができるようになったからです。
今更運送業に戻りたいとか全く思いません。
IT業界にあまり明るく無い方にメッセージですが、『特にやりたいことが無い場合はIT業界で働くべき』です。
理由は散々書きましたが、汎用性があり(どこでも通用する)、給料が上がりやすいからです。
この流れは今後も続くので非常におすすめですよ。
IT系に転職する方法
IT系に転職は2ステップあります。
- ある程度独学してみる
- 転職エージェントに相談する
です。
①はまず無料の教材、Prgate、ドットインストールで勉強しましょう。
この2つは神ツールで無料です。
この2つさえあれば、大体マスターできます。
また、年齢はいくつでも転職可能ですが、年齢が上がるにつれて求められることも多くハードルは上がります。
②は、転職エージェントに相談したら未経験でもIT系の仕事を紹介してくれます。
- おすすめの転職エージェント
まずは大手の転職エージェントが良いです。
案件が多く、しっかり紹介してくれるからです。
詳しく知りたい方はこちらを。
IT系リテラシーを養う本を読む
最後にITリテラシーを養うのにお勧めの本を紹介します。
読んでおくとトレンドを把握でき、転職にかなり有利になるからです。
個人的に初級であればこの2冊で問題ないと思います。
結構衝撃的な2人ですよ。
- 多動力
- マーケット感覚を身につけよう
以上になります。
IT系の転職は人生の自由度が上がるので非常にお勧めです。
それでは、See you next time!!