大企業で優秀な人ほど転職する理由とは?【日本型雇用】が原因です
スポンサーリンク

ちょうさ
こんにちはちょうさです。転職エージェントとして3000人位の転職のお手伝いをしてきました。
大企業で働いているときに、若い優秀な同期ほど早く転職していなくなったって経験を多くしました。
そういう人は、ベンチャー企業とかスタートアップ企業に転職して、裁量権を持った働き方をしている人が多かったです。
最初の頃は、

求職者
何だよみんな、大企業安定なのに転職しやがって…勿体ないじゃないか。
って思っていたのですが、3年もすれば『あいつらの選択が正解だ』と確信するようになりました。
今の日本の新卒は3年3割くらい退職します。
大企業や有名企業に苦労して入っても、転職をする時代になりました。

初めて言いますが、わたしは転職前、防衛省に勤めていました。

他の省庁がどうかはわかりませんが、「優秀な人ほど転職する」は真実で、わたしの優秀な同期はどんどん他のところに流出してます。

優秀な部下ほどコントロールは難しい、そして、優秀じゃない上司が残っていくという逆転現象ですね。

— めんおう|SNSマーケ×主夫ライター (@mennousan) March 30, 2019

マーケティング業界で有名でフォロワーが5万人近くいるめんおうさんのツイートが、今の日本の大企業の本質を突いている気がします。

今回は、

  • なぜ優秀な若手ほど大企業を辞めるのか?
  • 転職せずにこのまま大企業にいてもいいのか?

この辺りの疑問にお答えします。

大企業で優秀な人ほど転職する理由

皆さんは日本型雇用って知っていますか?

新卒一括採用、年功序列、終身雇用など、日本の大企業によくみられる雇用の仕組みのことです。

基本的に横並び主義で、賃金も同じ、昇給も同じ、みんなが徐々に上がっていく仕組みです。

もちろん労働者にメリットはたくさんあるのですが、問題もあって、

  • 成果を出しても賃金が同じ
  • 能力が低くても年配の人が給料が高い

など、優秀な人とか頑張っている人にはあまり恩恵がない側面もあります。

この日本型雇用が若い優秀な人の流出の一因なのです。

もう少し深掘りしますね。

理由①仕事のやり方や習慣が古くて嫌になる

iPhoneが世の中に登場したのは2007年で今から13年前です。
新卒は22歳〜24歳くらいなので、彼らが9歳〜11歳の頃には既にスマホがあり、常にインターネットに繋がった生活を送ってきました。
知らないことはググる、便利なアプリを使う、SNSで情報収集をする・発信する
そんな日常を送ってきた人が、大企業の仕事でハンコをもらったり、紙の資料を書いたり保管したりすることに納得するとは到底思えません。
今でこそ脱ハンコが進んではいますが、大企業で長年勤めてきた人にとっては決裁をもらうハンコが当たり前になっていて、それ事態が非効率であることにさえ気付かないってこともあります。
こんな生きてきた時代が全く違う世代の人たちが一緒に仕事をしたら、優秀な若い人は愕然とすることでしょう。

理由②成長を求めているのに物足りない

企業に勤めて成長するイメージってどんなものを持っているでしょうか?

  • 大企業の非常に整った環境で仕事をすること?
  • ベンチャー企業で何も整備されていない環境で仕事をすること?

圧倒的に後者の方が成長はできます。

その他にも、

  • 大企業でしっかりとした研修を受けて成長する?
  • ベンチャー企業で自分で仕事を生み出すこと?

大企業とベンチャー企業で比べてみたのですが、大企業は何もかも御膳立てしてくれて、決して成長を約束してくれる訳ではないんですよね。

しかも下積みとかっていう制度も訳がわからなくて、1番成長できる20代の時に何も重要な仕事を任せてくれない日本企業ってどうなんでしょうか(笑)

そんな企業にいるよりは、少し裁量権を持ってチャレンジさせてくれる会社に転職した方が圧倒的に成長できますよね。

理由③やりたくない仕事ばかりやらされる

日本型雇用では『総合職』という響きのいい言葉がよく使われます。

なんか給料も高そうで、魅力的だな〜と感じる人も多いと思います。

が、

裏を返せば、総合職って何でも屋なんですよね。

専門性が身に付かず、数年で異動になります。

自分の得意な分野の仕事もなかなかできないんですよね。

会社員の宿命と言えばそれまでですが、ベンチャー企業では風通しが良かったので、かなりの確率でやりたい仕事はできました。

やりたい仕事に就けるまで大企業で時間を浪費するのは少し勿体ない気もします。

理由④やりがいが見出せない

これらの理由によって、やりがいが見出せず若い人は大企業を去ります。

ちょうさ
大企業とベンチャー企業両方経験しましたが、ベンチャー企業の方が圧倒的に仕事は面白いです。

仕組み化されて、整えられた仕事ってやっぱり面白くないんですよね。

大企業のみで働いた人は経験ないと思いますが、仕事を自ら創る、サービスをゼロから出すのってやっぱり面白いです。

そして自分の生み出したサービスが市場に評価されてお金が生まれた時なんかは格別なんですよね。

ただその分苦労は伴います。

やりがいって人それぞれだとは思いますが、ベンチャー企業の方が裁量権があって自ら仕事を創り出す点においてやりがいはあると思います。

  • ベンチャーに行きたいなら
スポンサーリンク

転職せずにこのまま大企業にいてもいいのか?

多くの人が持っている不安だと思います。

転職エージェントで働いていた時にも、

ちょうさ
このまま大企業にいてもいいんでしょうか?

という質問をたくさん受けました。

結論、

  • 大企業の恩恵を受けたい人は受ければいい
  • ベンチャー企業でやりたいことにチャレンジしたい人は辞めればいい

と思っています。

大企業の恩恵を受けたい人は辞めない方がいい

大企業は中小企業やベンチャー企業よりも給料はいいです。

その他にも福利厚生も充実しています。

例えば自身が病気がちだったり、介護が必要な家族がいたりって場合には大企業の恩恵って大きいと思うんですよね。

休めるし、休暇の制度も整っているから当然です。

あと、40歳、50歳でなんのスキルもない人も辞めない方がいいと思います。

おそらく大企業の40代、50代の給与水準の額をもらえる転職先なんて無いです。

コツコツ頑張ってスキルを身に付けるか、定年までひっそりと息を潜めていた方が生涯収入は多いはずです。

チャレンジしたい仕事があるなら辞めてもいい

タイトルの通りで、チャレンジしたい仕事があれば辞めてもいいと思います。

ただし、

  • 大企業で受けていた程の待遇や恩恵を求めないこと
  • 仕事はかなりハードなこと

この2つは肝に銘じておきましょう。

大企業を辞めて、ベンチャーに転職して後悔した人を山ほどみてきました。

自分で頑張れる自信と覚悟は最低限必要になります。

この辺の記事で解説しているので、不安な方は目を通してみてください。

>>大企業からベンチャー企業への転職【後悔しない為に知っておくこと】

いかがでしたでしょうか?

今回はこの辺で、See you next time!!

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事